東京都のホームレス調査への疑問

http://www.tokyohomeless.com/body2-61.html
東京都の概数調査は、東京都が公園管理事務所や建設事務所や河川事務所、
そして駅舎管理者、公共施設管理者などに依頼をして行なうものです。

時間も特に指定されず、「昼間」行なって欲しいと依頼するだけのようである。
専門の調査員などを雇う訳ではないので、各管理事務所等の職員が職務中に
管理下での路上生活者の数(主要にはテント=定住者の数)を数えるだけです。

この調査では、公園のベンチで座っているだけの路上生活者がカウントされるのか否かは分かりません。
路上生活者であるのかないのかの判断が難しい場合、対応をどのようにしているのかも分かりません。
調査主体の東京都でさえ各所から報告の上がった数をただ鵜呑みにするしか他なく、再調査の余地すらもありません。

昼間働き、夜路上で寝る人の数も入っていません。
昼間図書館等で休んでいる人の数も入っていません。
もちろん移動中の人も入っていません。

路上生活者の概数を把握するのに最も有効な時間帯と云うものを知っておきながら、
非定住者が最も把握し難い昼間になぜあえてやるのか、との疑問を
私たちは再三指摘してきましたが、
この問いに対する回答は何もなく従来の手法で現在調査が進められています。

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