阪神優勝報道
予想通り、キー局の阪神優勝報道は酷いものであった。
結局、彼らは阪神優勝を報道したのではなく、阪神優勝の騒動を報道したのである。
下の画像を見ていただきたい。
http://www.eonet.ne.jp/~0035/fuji.jpg
●阪神タイガース優勝 29日からの熱狂の様子をまとめました。
(13:11)
●
プロ野球・阪神タイガース優勝から一夜 ファンは喜びに沸き百貨店などで優勝セール
●(画像では赤いアンダーライン)の二つの記事で分かることは、
関西テレビは道頓堀の騒動をフジテレビには送っていないということである。
フジテレビは「熱狂」映像を自社クルーで独自取材している可能性が極めて高いのだ。
道頓堀に飛び込むなどの特異な騒動をキー局が独自取材して何が悪い、と思われるかもしれないが、
問題は、キー局が東京の同様の騒動は報道していないということである
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http://www.eonet.ne.jp/~0035/hanabi.jpg
火事の危険も…渋谷で3人逮捕
「怖かった」「人の顔に当たったらと思ったら…」15日の東京・渋谷、新宿の商店街などでは、そういう声が相次いだ。
14日の日本―チュニジア戦後、これらの繁華街では花火が“凶器”になった。
渋谷のセンター街では無数の花火が火を噴いた。
肩車に乗って花火を振り回す者、花火を口にくわえて踊る者、
さらには、打ち上げ花火を手に持って使用する者や、
点火したロケット花火を空中に投げる者まで現れた。
火の粉が群衆の上に降り注ぐのは当たり前、中には、ロケット花火が人込みに飛び込む場面もあり、
周囲で様子を観察していた人たちは逃げまどった。
この騒ぎで渋谷署は3人を道路交通法違反で逮捕。
また、同様の騒ぎが起こった新宿・コマ劇場前でも11人が検挙された。
実は、9日の日本―ロシア戦後、人込みの中で花火を使用するサポーターがいたため、
渋谷署などは、一部大型ディスカウントショップなどに異例の花火販売自粛要請を通告していた。
ドンキホーテ渋谷店「渋谷署から打ち上げ花火の販売を休止するように頼まれましたので、
10日から14日まで打ち上げ花火の販売はしませんでした」と話した。
このほかにも、花火を販売している周辺の店にも、同様の通達をしている。
だが、花火を入手した上で、繁華街に集まってくるサポーターを防ぐのは難しいのが実情だ。
(引用終わり)
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W杯開催中の6月9日に騒動が起きていたのだから、14日にも騒動が起きることは充分予想できたはずである。
しかし、キー局はこれを一切放送していない。
新聞記事もごく一部のスポーツ紙しか記事にしていない。
そのとき全国紙・キー局がしていたのは、ひたすら道頓堀のクローズアップであった。
東京の騒動は隠蔽しておいて、他所の騒動に「熱狂」する。
私には、こういう報道姿勢のほうが「狂」っていると思われるるのだ。
05年10月27日 追記
ロッテが4連勝で日本一に輝いた翌日のTBSの番組のタイトルです。
TBS
10/27(木)
きょう発プラス
▽大阪大荒れ!ロッテ31年ぶり日本一
http://www.eonet.ne.jp/~0035/tbs.jpg
番組にとっては、ロッテ日本一の栄誉なんかはどうでもいいわけです。
大阪が荒れてほしい、荒れるはずだ、荒れるに違いない、という願望が詰まったタイトルですね。
もちろん、平和な一日でした。
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