イデオロギーは対極でも−産経新聞
  せっかちでケバケバしくて粗忽。でも… 英紙東京支局長の見たOSAKA 産経新聞ロンドン支局長 木村正人

ニューヨーク・タイムズ東京支局は朝日新聞東京本社内にある。
東京支局長はノリミツ・オオニシ氏という人物である。
この人物の書く記事が「反日」記事だとして、しばしば保守系の人たちから批判されている。

また、朝日新聞が自社が主張したいこと・主張してることの客観的な裏付けとして
ノリミツ・オオニシ氏の「反日」記事を「悪用」しているとして、これも保守系の人たちから批判されている。

グーグル検索 「ノリミツ・オオニシ iza」
グーグル検索 「ノリミツ・オオニシ 朝日 iza」




ところで、冒頭の記事を書いたフィナンシャル・タイムズ紙の東京支局長のデイビッド・ピリングという人物は
こういう記事を書いている。

「危険」な愛国主義の波が日本を席巻
Abducteescast a shadow over Japan’s future (拉致被害者が日本の将来に影を落とす)

こういう記事を見ると、デイビッド・ピリング氏の考えは、
冒頭の記事を紹介している産経新聞の主張とは、おそらく正反対であり、
保守系の人たちの言う「反日」という点ではノリミツ・オオニシ氏と双璧なのである。



しかし、ここで論じているのは、「親日」だから良くて「反日」だから悪いということではない。
朝日新聞は自社の見解を裏付けるために、同じような見解を持つ外国人(紙)を利用する。
たとえそれが「反日」と言われている記事からであっても、手法としては分からないではない。

一方、産経新聞は朝日新聞とは対極の「親日」メディアと言われている。
しかし、大阪をおとしめるためには、「反日」(反産経)勢力をも利用するのだ。
政治的には対極の見解を持つ反産経外国人(紙)とでも手を結ぶのである。
産経新聞にとっては、政治的イデオロギーよりも大阪を「ネタ」にするほうが優先するのだ。



大阪人は飲食店に出没するネズミをかわいい犬でも見るかのように意に介さない。

こういう嘘を書いている外国人の記事を平気で紹介する、
そんな産経新聞ロンドン支局長・木村正人氏の、
表面的には善良でにこやかな笑顔の下から、
大阪に対する憎悪に満ちたおぞましい顔が透けて見えるのは、
管理人だけではないはずである。

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