iPhoneのプッシュは便利だけど割高


iPhoneを通話料金以外は最低料金で使いたい。そう思っていろいろ工夫してみようとしているが、初期状態から失敗続きであれよあれよという間にパケット通信料金が上限に達してしまう。

昨日、確定前の料金を確認したら、データ通信料が2万5千円を超えていた。前回確認したのが10/1、わずか8日ばかりで1万円もの通信料が発生している。パケット通信料は上限5985円なので、請求されることはないとしても、なんとか電話回線をつかった通信費を抑えたい立場からは大問題だ。

iPhoneの 設定 > 一般 > 使用状況 で「携帯電話ネットワークデータ」の送信量と受信量を知ることができる。

今朝それをリセットして、メールの通信量がどのくらいになるのか測ってみた。

夕刻、ふと確認してみて驚いた。送信1.5MB!、受信3.1MB!

メールは10通くらいしか受信していないし、送信はしていない。

しかも一度も電話していないのに、通話時間12分、と表示されている。

いったいどういうことだ。

最低料金範囲内の通信データ量は、たったの1.5MB。すでに3MBもオーバーしている。この調子だと、上限の9MBに達するのは2日とかからない。

唖然として、しばし呆然として、何が原因か考えてみた。

プッシュだ。

あわてて確認すると、データの取得方法でプッシュがオンになっていた。これはMobileMeのメール、アドレス帳、スケジュール、ブラウザのブックマークなどに変更があった場合、変更内容を自動的に受信するしくみ。メールが届いたときにすぐにiPhoneで受信するにはオンにしておく必要がある(これが携帯電話と異なるところで、プッシュしてないとメールが届いているかどうかいちいち確認しないといけない)。

それだけならまだよかったのかもしれない。プッシュに非対応の場合は、フェッチという設定でデータ取得間隔を設定するのだが、これが1時間おきになっていた。

他には、GPSの位置情報サービスがオンになっていた。

仕事中なので電話を待ち受け状態にしていただけだ。自動で起動しているのはこの2つ、プッシュ(フェッチ含む)とGPSだろう。

MobileMeは、どうやら安定してきたみたいだ。以前の.MacとちがってMac間のデータシンクが正確になっている。自宅のMacと職場のMacが完全に同期しているので、とても使いやすくなった。プッシュはそれをiPhoneに送るしくみなので、iPhoneとMacが相互にデータをやりとりすることになる。

どういうしくみでどんなデータを通信しているかわからないが、メールだけならこんなにデータ通信量は多くないはず。

さらに、GPSの現在位置情報サービスをオンにしていたらどのくらい通信しているのだろう。それも分からないが、地図情報を検索する時以外はほとんど必要ないから、これはオフにしてても問題ない。

これらはiPhoneをiPhoneらしくしている機能。これらの機能をオフにしていたのでは、iPhoneとは言えない。つまり、今日確認できたのは、iPhoneをiPhoneらしく便利に使おうとすると、パケット通信料金はすぐに上限に達するということ、そのくらいの料金を覚悟しないとiPhoneユーザーと言えないということだ。

しかしなんと言われようと、iPhoneを最低料金で使うチャレンジを続けてみることにする。


土 - 10 月 11, 2008   01:48 午前