ベルリンフィル12人の金管奏者たち


京都会館第一ホールでの「ベルリンフィル12人の金管奏者たち」の演奏会の感想。記事を書くのも久しぶりだが、プロの演奏会を聴くのも久しぶり。

1曲目からアンサンブルの素晴らしさに背筋がゾクゾクした。やわらかい音色、美しいハーモニー、ぴったりとそろったタッチに感動。

しかもかなりの高音をいとも容易く吹いているように見える。演奏している姿に力みがない。それを見ていても心地よい。

クラシックの曲では、魔笛のアリアをトランペットが演奏。人の声のように聞こえるトランペットが気持ちよい。

美しいハーモニーは、自然と緊張がほぐれ、眠気を誘う。良い演奏を聴きながら、ウトウトする。ちょっとした至福の時間だった。

グレンミラーの曲をどのように演奏するのか楽しみだったが、これもまた素晴らしい。ビッグバンドの音を期待してはいけない。クラシックを演奏するオーケストラの団員によるグレンミラーは、少し優雅な雰囲気。しかも、ムーンライトセレナーデにおける木管のハーモニー(クラとサックス)を金管だけでそれらしく聴かせてくれたあたりはすごかった。


水 - 7 月 22, 2009   11:45 午後