マーラー:交響曲第4番


むかし、弟(3歳下)が共通一次試験(今の大学センター試験)を受験する前日(だったらしい)ということは、27年前の1月、NHKで放映された『四季』というドミュメタリー風のドラマで頻繁に流れていた曲。

衝撃的なドラマだった。内容の詳細は忘れた。ピアノの好きな少女の小学校が火事で燃え落ちた。音楽室のピアノを案じて立ち尽くす少女。その少女が調律師になる。少女の目を通した少女自信のナレーションにドキュメンタリータッチの映像によるドラマ。こころに響いた。

そのマーラーの曲が頭に焼き付いて離れない。全曲聴きたくなって買ったのが、ハイティンク指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の廉価版LPだったように思う。いま、手元にないので確かめようもない。頻繁に流れていたのは第一楽章。

その後、オーディオ装置のCD化に合わせて買ったのは、アバド指揮ウィーンフィル、フレデリカ・フォン・シュターデ(メゾ・ソプラノ)。

鈴の音が牧歌的な風景を思い起こさせる。ウィーンフィルの弦のポルタメントが魅力的。ドラマで使われていた部分ではどうしても『四季』の映像を思い出す。

他の演奏はあまり知らない。


月 - 8 月 20, 2007   10:46 午後