こいのぼりフェスタ1000


高槻市の芥川の両岸から渡したワイヤーに1000匹のこいのぼりを飾りつけたお祭り。河川敷の芥川桜堤公園の上空にこいのぼりが泳ぐもとでのイベントに吹奏楽部として参加した。

こいのぼりフェスタ1000は第16回を数えるが、その会場にくるのは初めてだった。橋からながめるこいのぼり群とちがって、真下から見上げる1000匹のこいのぼりは壮観だった。(写真は高槻市のホームページ から)
こいのぼりフェスタ1000

雲一つなく晴れ渡った快晴。すがすがしい5月の日差し、を通り越してすっかり初夏の模様。本番は午後2時すぎ。日差しを浴びた野外の会場は、河川敷いっぱいにひろがった大勢の観客の熱気と天候の熱気で、とても暑かった。

演奏したのは4曲。テレビアニメひみつアッコちゃんより「すきすきソング」、ミスターチルドレン「箒星」、コブクロ「蕾」、ミュージカル「サウンドオブミュージック」メドレー。メンバーは、13名。編成は、フルート2名、クラリネット1名、アルトサックス2名、テナーサックス1名、トランペット2名、トロンバーン1名、ホルン1名、ユーフォニウム1名、チューバ1名、ドラム1名。

このうち、ペット1名は卒業生、クラは助っ人、ユーフォも普段は出身高校のOB楽団で演奏している状態で、編成的にも人数的にも存続の危機的状態。でもトランペット1名とアルトサックス1名が新入生で、とくにペットは経験者だったのでちょっと安心かな。アルトの新人もよく練習してくれてめきめき上達。入部3週間でいきなり本番だったが、よく吹いていてくれた。

河川敷の公園の中央に設けられたステージで反響版などは一切なし。出番前の他の出演者の演奏は聴けなかったから、どれだけ音が響くのか心配だった。本番のセッティングで、はじめてマイクで拾ってくれることをしって安堵した。ところが、ステージ周辺のスピーカから聞こえてくる音と生の音がまざって、やや混乱。左側に位置している筈のトランペットの音が、右側から聞こえてきたのだ。

それにしても、昨年はジャズストリートに初参加ということもあって、新学期はじまってから連休までの合奏量はとても多かったような気がするが、今年は指揮者の私がいろいろと忙しくて合奏の回数がとても少ない。学生はみな上手に演奏していたのだが、問題は私。スコアの押さえどころを把握できていなかった。それにテンポの設定が決まらない。特に「箒星」。オリジナルを知らないまま演奏に望んでしまったのだ。

いろいろとアレンジされた曲なら、テンポの設定はなんとかごまかせるが、Jポップはほとんど原曲に近いアレンジなので、テンポの設定を誤った場合、知っている人が聴くと違和感がある。だからオリジナルを知らないとちょっと恥ずかしい。「蕾」はいっぱい聴いた。「すきすきソング」は、TV放映時のオリジナル曲があたまに刻み込まれている。でも「箒星」は本番までに聞き込むことができなかった。テンポの設定に不安材料がのこったので、ドラムに任せた。

終わってみればなんとか演奏できたようにも思うが、まだまだ練習不足を免れないような気がした。つぎはジャズスト。会場を引き上げて、ジャズストで演奏する曲の練習をした。

ところで、会場から歩いて5分くらいの小学校の体育館が控え場所だったが、メンバーが勝手に合奏していた。指揮者いらんやん、と思う。さらに、出番を終えて戻ってた中学生の吹奏楽部員からは拍手。そのあと、さっき吹いていた曲なんですか、ってサックスのお姉さんに質問してきた。こういうところで、中学生と交流できるってものいい。


日 - 4 月 29, 2007   09:34 午後