音楽DVDから音楽だけをiPodに


いままで音楽DVDから音声CDを何枚かつくってきたのだけど、今となってはiPodに持っていくので十分。すぐ忘れてしまうので、記録しておくことにした。

CD1枚に収めようとするとチャプタごとに抜き出したあと、さらに音声ファイルを直接いじくって音楽だけのファイルにしなければいけなかった。今回の題材は「カルメン」。ほぼ全編にわたって音楽がなり続けているので、チャプターごとに音声を抜き出せばよいだけ。らくちんのハズだった。

しかし、その方法を忘れていた。使うソフトさえ思い出せない。いままで使ってきたソフトはずっと保存してあるので、あれこれ試行錯誤して、ようやく以下の方法でチャプターごとの音声の抜き出しに成功した。

OSEX
使用ソフトは、まず、Mac版DVDリッピングソフトの草分け的存在の、OSEx 0.0110a1

これを使うと、DVDのチャプターごとにVOBファイルを抜き出すことができる。そのためには、SegボタンでChapterにチェックをいれること。

もちろん音声のみで十分なので、Vidボタンの映像ファイルのチャックを外す。

Fmtは出力フォーマットなのでQuicktimeを選ぶと便利なのだが、QuickTimeではチャプターごとに抜き出せない。

あとはBEGINボタンをおすだけ。出力場所を尋ねてくるので、フォルダを指定すると、元のディスクと同じ名前のフォルダを作ってくれてチャプタごとのVOBが出力される。

TITLE01-ANGLE1-CHAPTER01.VOB …

しかし、このままだと、VLCで聴くことはできても、iTunesやToastなどでCDにすることができないので、これをまたコンバートする。

それには、同じく古いソフトだが、a52decXを使う。
a52decXを起動したら、VOBファイルをドラッグ&ドロップするだけで、元のファイルと同じフォルダ内にAIFFファイルを抽出してくれる。

これで、もうiTunesに持っていける。iPodに持っていくにはAIFFのままだとファイルサイズがデカいので、iTunesでAACに変換する。あとはiTunesで曲名やアルバム名などを編集してiPodで検索しやすいようにする。

さ、これでiPodでも「カルメン」を聴くことができる。

今回作業した「カルメン」はもともとFinal Cut Proでチャプターインデックスをつけたので、Final Cut ProからチャプターごとにQuickTimeムービーに出力することもできたが、いちいちイン点、アウト点を指定して書き出す作業を30回もするのが面倒だったので、なんとか一気にやる方法はないものか、といにしえのソフトを持ち出してみた。

ほんとはもっと簡単に作成する方法があるのかもしれない。


日 - 6 月 3, 2007   08:43 午後