資本主義のもうひとつの影

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これらは全て私が飲んだ向精神薬のゴミで、抑鬱で休職した時に思い付いた作品です。

経済問題をあまり理解していない私が言うのもなんなんですが、資本主義のいい所は競争があって、いいものを他の企業に負けないように消費者にとっていい商品が出回ることで、消費が生まれ、経済は発展する所だと思います。

ところがここ数年の動きは資本主義の悪い部分、つまり共産主義的に言えばブルジョワとでも言うのでしょうか。
資金を持ったものが強くなり大量の現金仕入れが出来る分、値引率も上がるでしょうから消費者に安いものを提供出来る訳で、消費者にとっては有難い存在になっていっています。

逆に資本の持っていない企業はお金を持っていないから大量仕入れが出来なくて、定価に近い値段で売る所は淘汰されていく訳です。

その結果がデフレに繋がっていき、人件費は削られ、人員補充なんてしてくれることもなく、労働者は企業に足下を見られた形で働くしか他がありません。

私もその歯車のひとりであったわけで、残業手当も出ず、週休2日制のはずが崩され、契約社員のままの更新、そして後から入った私より年上の契約社員の人は会社に利益をもたらす営業記者だからだと思うのですが、正社員となり、病院からも親からも「もう辞めよう」と勧められました。
特に効いたのは母の涙でした。

私自身も限界に来ていましたし、もちろんこのゴミは一度に飲んだ訳ではないのですが、デフレの中で精神的にしんどい思いをしているのは私だけではないはずです。

友だちにもやはり心療内科に通っていて、会社側は彼の病気を知りながら、辞めていった人の人員補充をしないまま現在も働かされています。

このゴミたちが消えていく日がいつか来るんでしょうかねぇ。
ま、社会人をドロップアウトをした私は辞めた会社の行く末がもう見えているので、これからは「フリータ−」ではなく「自由人」として生きていくつもりです。

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