人間とは何か―その本質は言葉である
――言葉、アイデア、イデオロギーが世界を変える――
言語・観念・思想の力で人間と社会の変革をめざそう東西思想を超えて人類の哲学を創造しよう!
by the Life-wordsTheory to our Reserch for HUMANBEING
Human Being Institute
人間存在研究所
――人間存在論の出発点!――
人間とは何か.もっとよく知ろう、自然、命、人間、慈しみの心.
現代は、人類文明の危機の時代です。科学技術が飛躍的に進歩し、一方で人類に光明をもたらしましたが、他方で欲望の肥大化や排他的競争が地球の生命環境そのものを破壊しようとしています。
物質文明の発展に比べて、伝統的な精神文明はあまりにも旧態依然としており、その伝統批判も視野が狭く明確な目標を持たないため、逆に対立を煽り精神を貧困に追い込んでいます。
科学技術が真に人類の福祉を実現するために、新しい精神文化の確立が求められています。科学技術を人類の永遠の幸福のために活用し、物質的欲望を制御することのできる精神文化を創造し、すべての生命とともに人類の共存共栄を追求する必要があります。
そのために、まず、人類が共通に確認できること、つまり今日的良識ないし常識に基づく知識の総合が必要です。
何人にも確認できる事実に基づく科学的知識がその前提です。人類には宇宙の広さや生命の起源などまだ未知の分野が多くあります。
了解しうる限りでの科学的知識の再構築が人間存在の本質を明らかにし、現在起こっており、将来に予想される不幸の軽減に役立つと思われます。
そこで、当研究においては生命の存在(生存)様式と人間の行動における言語の役割の解明によって、西洋思想と旧来の哲学政治宗教等イデオロギーを批判し、人間主体の確立と幸福に生きる知的実践的条件を提案したいと思います。
さらに、個人の幸福と人類の福祉は、世界の諸民族・諸国民・諸個人の利害対立の調整、法的規制等々の政治経済的条件に対する共通理解によるところ大ですので、西洋的限界をもつ現在の「社会契約」の新しい展開による、人間的で民主的な社会主義を提案します。
人類の福祉に関わる問題は、多方面の関心を必要とします。願わくば、このWebsiteを開かれる皆様が、共通の関心をもたれ、さらにこの研究を推進し未来に光明を見いだし、人類の平和と福祉を実現する活動に立ち上がられんことを切望します。
人間存在研究所 沢谷 威行
沢谷先生は人類の平和と福祉実現のため、旧来の伝統に囚われない新しい改革の運動を進めていました。
しかし、西洋伝来の既存の哲学や社会科学に強い疑問を持たれ、人間についての基本的な研究の必要性を唱えられ、われわれ市井の活動家・研究者に強い期待を示しておられました。おりからインターネットの普及がすすみこれを活用して研究を発表し啓発をしてはどうかと提案され、ネット上に「人間存在研究所」の開設を促し、所長の任を引き受けられました。
幸い『人間存在論(上・下)』を出版し、これを基礎に研究をさらに進め、人間の心を見つめることから世界連邦に よる恒久平和への展望を開くことができました。沢谷所長亡き後、さらなる研究の深化と普及に向けて尽力する ことがわれわれの責務であると考えます。生前、多くの人にわかりやすく説明できることを求められてきましたが、 まだ十分とは言 えません。
先生の御意志実現のため、更なる精進と研究を重ね、混迷する我が国と世界の人々 の幸福と平和のために貢献できることを改めて決意いたします。
ここに先生に対し、深く感謝と哀悼の意を表しますとともに、ご遺族の皆様に心からお悔やみを申し上げます。 合掌
人間存在研究所 主任研究員 大江 矩夫