このページは、皆様の身近の病気に関する知識を深めて頂きたく作成しました

めまいと立ちくらみ(H27.11)
タイプ1 ぐるぐる回る回転性のめまい(天井など周りがぐるぐる回る)
〔原 因〕多くは、内耳にあって体のバランスを保つ働きをする三半規管のトラブルによって起こる。大半は「良性発作性頭位めまい症」といって、症状は激しいが安静にすれば比較的すぐに治まる。激しい回転性のめまいに加え、耳鳴り、難聴などがあったら、メニエール病の可能性がある。
〔対処法〕耳鼻咽喉科やめまいの専門外来を受診。過度のストレス、過労は避ける。
タイプ2 ふわふわ浮いている感じのめまい(体がゆれて足が地に着かない感じ)
〔原 因〕脳の中で体のバランスを保つ働きをする小脳の出血や腫瘍によって起こる。また、脳梗塞や脳出血の前兆である可能性もあるため要注意。心因性の場合も。
〔対処法〕激しい頭痛や手足のしびれ、ろれつがまわらないなどの症状があるときは、すぐに救急車を手配し、神経内科や脳神経外科を受診。
タイプ3 くらっとする立ちくらみ(目の前が一瞬暗くなる)
〔原 因〕急に立ち上がったときなど、脳の血流(酸素)量の調整が間に合わず不足することで起こる。血流量を調整している自律神経の働きが低下していたり、貧血や低血圧などで脳の血流量の少ない人が発症しやすい。
〔対処法〕疲れをためないように休養と睡眠を十分とる。疲れているときは、立ち上がる動作などをゆっくり行う。

ワクチンについて(H26.7)
麻疹(はしか)春から夏に発生が多い。必ずかかる。1/500死亡。ワクチンでの死亡6/1000万。
ジフテリア1/20死亡、破傷風1/5死亡もワクチン接種で過去の病気。
日本脳炎 老人や東南アジア旅行者にも接種を。
ワクチン接種で死ぬ事も有ります。だが、交通事故死、風呂死、餅死の方が死んでます。そして、ワクチン接種で救われる命の方が遥かに多い。事故しない車、溺れない風呂、喉に詰まらない餅は、ありません。

油について(H26.7)
飽和脂肪酸 常温で固形 バター、マーガリン等 体内で生成出来ます。
不飽和脂肪酸 常温で液体 植物油、魚油 一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸に分類 
 一価不飽和脂肪酸は、体内で生成可。オメガ9(オレイン酸)です。HDL(善玉)コレステロール→、LDL(悪玉)コレステロール↓。オリーブ油、キャノーラ(な種)油。
 多価不飽和脂肪酸は、体内で生成不可。オメガ6(リノール酸)です。HDLコレステロール↓、LDLコレステロール↓。ビタミンFの原料。ごま油
 オメガ3(リノレン酸)EPA、DHA。HDLコレステロール↑LDLコレステロール↓。血圧を下げ、血栓を予防します。当院で処方出来ます。

腱板断裂について(H26.7)

腱板断裂は肩関節の痛み、腕が上がらない等の症状をきたす疾患で、中年以降の方に多く発生します。腱板断裂が発生すると、肩の力が弱くなったり、洋服の着脱が困難になったり、痛みのために眠れなくなったりすることがあります。
腱板は肩関節を安定させ動かすために重要なものです。40歳頃からこの腱の老化が始まり、強度低下による断裂の危険性が高まります。仕事で重いものを持つ 人、転落や交通事故で肩を打撲した人、転倒などの大きいけががきっかけで断裂する場合と、日常生活の動作の中で自然に断裂する場合もあります。 腱板はエックス線写真には写りません。MRI検査を行い腱板断裂がないか確認します。 腱板断裂があってもすぐに手術をしているわけではありません。疼痛が強い場合には痛み止めや注射、理学療法により痛みを和らげます。断裂直後は肩をあげる ことができませんが、3ヶ月くらいすると徐々に挙がるようになります。これらの保存的治療法を数ヶ月行い、疼痛が十分にとれない、肩の機能の回復が不十分 である場合に手術的治療法を行います。 断裂が小さければ多少の痛みはあっても肩の運動はできますが、断裂が大きくなると疼痛が強くなります。

手術的治療
数ヶ月間、非手術的治療の効果が認められない場合には手術的治療を勧めます。痛みが強く、眠れない場合には手術を勧めることが多いです。
手術的治療を勧める場合は以下のとおり

6ヶ月以上、症状が続いている場合
腱板断裂が3cm以上の場合
筋力低下が著しく、日常生活に不便がある場合
転倒などの外傷による急性断裂の場合


手術では腱と上腕骨の結合部を修復します。手術方法は患者さんにより最適な方法を選択します。

溶連菌感染症の流行パターン(H26.7)

「冬」、「春から夏にかけて」と、年間で2回流行のピークがあります。

溶連菌感染症の特徴(ポイント)

溶連菌感染症の特徴(ポイント)は3つです。
症状の始まりは38〜39度の熱とのどの痛み、嘔吐から。風邪と症状が似ています.
溶連菌は別の大きな病気(合併症)の原因になりやすい細菌です。溶連菌を完全に退治するまで、10日間〜2週間ほど抗生物質を飲み続ける必要があります。
完治したかどうかは、発症時の症状が改善した2〜3週間後に検査してわかります。症状がおさまったからといって油断は大敵です!自己判断ではなく、きちんと医師の診察を受けましょう

溶連菌感染症の感染経路

溶連菌感染症にかかった人のせきやくしゃみ、つばなどのしぶきによって感染します(飛まつ感染)。あるいは排出された細菌が手などを介し、口に入ることによって感染することもあります(経口感染

溶連菌感染症の感染期間(いつから学校や保育園・幼稚園に行けるの?)

学校保健安全法では第三種(条件によっては出席停止の措置が必要と考えられる疾患)に位置づけられており、医療機関の受診日とその翌日は登校・登園できません。有効な抗生物質を内服後24時間経つと、感染力はほとんどなくなります。
このころになると解熱することも多く、全身状態が良好となれば登校、通園が可能となります。発しんが出ている場合などは、消えるまで安静にしているのが望ましいです。

溶連菌感染症の治療法

水分補給を十分に行うこと、有効な抗生物質をきちんと飲むことが大切です。のどに強い痛みがあることが多いため、のどごしがよく、消化のよい食べ物にしてあげてください。食べるのがつらいようでしたら、水分だけでもしっかり摂れるよう心がけてください。
熱が下がってきている時は長湯でなければ、お風呂(シャワー)に入っても大丈夫です。ただし、発しんが出ている場合は、温めるとかゆみが強くなります。温めすぎないようにすること、爪を短めに切って肌をかきすぎて傷をつけないようにします。発症時の症状が改善しても要注意!完治の判断は2~3週間後
「溶連菌」を原因とする合併症には、心臓弁膜に障害などを起こすリウマチ熱や、血尿やむくみを伴う急性糸(球体腎炎、全身の皮膚に赤い発しんが現れる猩紅熱などがあげられます.
熱が下がっても溶連菌が残っていれば再発の恐れがあります。溶連菌を完全に退治するため、抗生物質は処方どおりに最後まで(10日〜2週間の間)飲ませることが重要です。症状が改善した後も、2〜3週間後に尿のなかに血液が混じっていないかを検査します.この検査をもって、溶連菌感染症が完治できたかどうかわかります。発症時の症状がおさまった、抗生物質を飲み終わったからといって自己判断はせず、必ず発症2〜3週間後にも医師の診察を受けましょう。

高血圧(HT)(H24.6)
ANP(体液量を反映)、ノルアドレナリン(交感神経)、レニン(交感神経→腎臓)の血液検査でタイプを判定し、例えば、ANP↑なら減塩と利尿剤も考慮します。

妊娠、授乳中の薬について
妊娠中に注意の薬等 胎児毒性のリスク(+)NSAIDs(ボルタレン、ロキソニン等)、ACE、ARB、アルコール、タバコ
授乳中に注意の薬 放射線剤、抗がん剤、ヨード製剤(ノドぬーるスプレー)
安全性↑の薬
喘息薬 クラリチン、ジルテック、オノン、シングレア、パルミコート 
抗生剤 セフェム、ペニシリン、エリスロマイシン、ホスミシン
抗ヘルペス剤 ゾビラックス、バルトレックス

更年期について
更年期障害の疑い時は、まず血液検査(E2、LH、FSH、一般)で、卵巣機能低下を確認します。

日光角化症(Actinic keratosis,AK)
日差しが強くなってきました。
AKは、日光で高齢者の顔面に好発する皮膚有棘癌(SCC)の早期病変です。

角化や紅斑、肥大を伴うとSCCへ進展しやすいです。当院へ相談下さい。

とびひ
夏場に、特に子供に虫刺れ、擦り傷、アトピーなどの湿疹に続発し、掻く事で広がります。初期ならば、抗生剤(セフェム)の内服とアズノール軟膏等の外用、場合によりステロイド外用で治癒します。しかし、広範囲になると4Sと言われる重症となり原則入院が必要となります。
かゆみは、軽く冷やすと軽減します。外用前は、シャワーで擦らず洗って下さい。
他に、あせもの感染からの汗管膿瘍も夏場に多く、治療に切開琲膿が必要なこともあります。また、プールでの感染の可能性のある水いぼの治療(30分前にペンレステープを貼り、摂子で摘み取ります。ヨクイニンも処方)もしております。広がる前の、早めの治療をお勧めします。

しもやけ(H24.2)
寒さの血行不全による炎症です。ビタミンEが有効です。症状により外用が必要です。

有痛性外頚骨腫(H24.2)
うちくるぶし前方が、腫れて痛む。
右足Xpヒビのように見えますが、サポーターや安静で改善する事が多い。
当院では、サポーターと湿布処置、場合により鎮痛剤を処方します。アーチソールも有効です。


痛み(H23.9)
日本人成人4人に1人は、慢性的な痛みを感じている報告があります。仕事や家事、学業に影響を与えます。当院では、トリガー注射、関節注射、点滴療法、温熱、牽引リハ、最新の疼痛抑制薬などで、患者様の生活をサポートします。

蜂に刺されたら(H23.7)
アナフィラキシー(顔面蒼白、冷や汗、めまい、立ちくらみなどの意識低下、のどの痒みなどの呼吸苦)の時は、動かず救急車を呼んで下さい。スズメバチだけでなく、ミツバチでも起こります。
上記でなければ、早目に当院に来て下さい。毒の吸引を含めた処置を致します。また、蜂アレルギー(スズメバチ、アシナガバチ、ミツバチ)の検査も出来ます。

トリアージ(H23.3)
死傷者が、多数の場合医療資源を有効にする為、行います。4色カードで分類します。赤ー緊急、黄色ー準緊急、緑ー急を要しない。黒死亡。原則右手首につけます。トリアージは、繰り返し行う。

にきび(H23.1)
原因 毛穴のつまり にきび菌の増殖、炎症
治療 上記の改善 当院にて行っています

TFCC(三角繊維軟骨複合体)損傷(H22.12)
症状 手首痛 特に小指側 ひねると痛い 手関節捻挫と鑑別が必要
診断 MRI
治療 固定(外傷時は、特に)

インフルエンザ(H22.11)
個人差等、御座いますが、以下が目安とされています。
死亡率 季節性0.05%(2000人に1人)新型2% 鳥60%
感染期間 約2週間
ワクチン 1回接種70%、2回接種で90%感染防御レベルを獲得
薬 漢方 リレンザ タミフル イナビル 
当院では、ワクチン接種から投薬、個室管理までしています。

関節痛(H22.10)
寒くなりました。関節痛の季節です。診断にXp、MRI、採血が必要な場合もあります。
関節リウマチ
原因 免疫の異常で、関節が壊れます。
検査 Xp、MRI、採血(RF、MMP3、CCP等)等
治療 @免疫調整剤(免疫の働きを改善します) A免疫抑制剤(過剰な免疫の働き抑え、関節の破壊を防止します)
症状 朝、手が握りにくい等 御座いましたら、当院に相談下さい。
膝関節痛
変形性膝関節症ー中高年ー加齢、肥満、怪我ー軟骨が擦り減る
関節リウマチー手から膝へ
肩関節周囲炎(50肩)ー加齢にて硬くなる
当院では、関節痛に対しヒアルロン酸関節注射を行っています。サポーターも処方します。
腰痛
筋筋膜性腰痛ーデスクワーク、運転姿勢障害
ぎっくり腰ー重いものを持ち上げたりー椎間板?
椎間板ヘルニアー働き盛りー足にしびれ
変形性脊椎症ー中年ー起床時痛、動くと改善ー老化による変形
脊椎分離/すべり症ー脊椎の一部の破損/ずれースポーツ障害?
脊柱管狭窄症ー歩くと痺れ、痛みー高齢者
骨粗鬆症ー骨が脆くなり、鈍痛ー圧迫骨折し易い
腰痛の治療をしております。腰痛ベルト処方します。
肋骨痛
咳、運動等で損傷します。リブバンド処方します。

献血について(H22.9)
病気で治療中でも、献血可能な場合が、あります。例えば、高血圧の方でも、内服が1種類でコントロール良好なら可能です。
以下に、一般的な、全血献血時の目安を記します。
1、体調不良、空腹時、睡眠不足は、不可。(ご飯は、食べて来て下さい。)
2、抜歯、歯石除去後は、3日不可。
3、薬、@当日献血可 ビタミン剤、漢方薬、アレルギー剤、高脂血症剤、胃薬、便秘薬、骨粗鬆薬、低容量ピル、チラージン、白内障やアレルギーの目薬 A前日までなら可 通風薬、筋肉痛薬、睡眠薬、前立腺肥大薬、肝利胆剤、鎮痛剤(ボルタレン、ロキソニン)、感冒薬(治っていない時、不可)、めまいやよい止め薬、片頭痛薬、トラネキサム酸(トランシーノ)、痔の軟膏 B3日後可 精神安定剤、抗菌剤(抗生剤、抗真菌剤)抗ウイルス剤、止剤痢、喘息薬(1ヶ月以内の発作時、不可)、ED薬 C1ヶ月不可 内服や注射ステロイド、プロペシア、排卵誘発剤 D不可 高血圧剤(単剤可)、心臓の薬、糖尿病薬、メルカゾール、抗凝固剤
4、過去の病気 早期がん術後5年で可、開胸、腹、頭の手術、開放骨折後は、6ヶ月で可、咬傷(人1年不可、ペット3ヶ月不可)、ピアス(病院で1ヶ月、以外では1年不可)
5、予防接種 インフルエンザや子宮頸がんワクチンは、24時間で可
6、海外から、帰国後1ヶ月は、不可

ヤマヒル(H22.6)
自然学校や山歩きの季節です。
肌の露出を避けて下さい。しかし、咬まれたら、無理に剥さず塩やアルコールをかけたり、線香の火などをヒルのお尻に押し付けて下さい。離れたら、水で洗い流しながら傷口から出血原因のヒル唾液を搾りだして下さい。有れば、抗ヒスタミン剤を塗布し、病院へ受診下さい。

EPA(H22.5)
青魚から抽出されるEPAは、血液をさらさらにして動脈硬化を予防します。当院で処方できます。ビタミンEと併用可能です。

シミ
日光が強くなる季節です。トランシーノで知られる薬を処方できます。

慢性腎臓病(H22.5)
近年注目されている病気です。進行すると透析となります。塩分を6g/日以下と血圧をコントロールする事が、大切です。

B型肝炎及びC型肝炎のインターフェロン治療(H22.5)
月1万もしくは2万の上限で、治療が受けられる様になりました。また、未検査の方は、無料で検査出来ます。当院にて、検査及び治療をしています。

甲状腺(H22.3.6)
隈病院甲状腺研究会に参加してきました。

バセドウ病
所見 頻脈 甲状腺肥大 眼球突出
検査 甲状腺ホルモン高値 TSH低値 
   自己免疫疾患の為に、抗TSH受容体抗体(TRAb)陽性となります。
治療 @手術 Aアイソトープ B内服
   B内服が、効かない、癌が合併、妊娠希望でTRAb高値などは、@Aとなります。

甲状腺癌と良性結節
所見 甲状腺に結節
隈病院にてエコー検査と細胞診をして頂きます。

喘息(H22.2.23)
花粉症の季節です。早めの薬をお勧めします。
今回は、まず、喘息などで用いる吸入ステロイドの離脱について述べます。
まず、1吸入(200μ)で症状(夜間の咳等)が、ない事です。そして、喀痰中に好酸球を認めなければ、やめられます。
喘息治療のゴールデン・スタンダードは、吸入ステロイドです。そして、(オノン、シングレア)を併用します。テオフィリン(テオドール)を用いる時は、中毒域と治療域が狭いので血中濃度を測定しなければなりません。発作時には、β(メプチン、ホクナリン)を用います。
Not cure ,but control(喘息は、治らない。)と言う至言が、あります。つまり、吸入ステロイドは、吸入出来る方ならば、続けてください。副作用は、少なく、価格も安いです。 
認知症(H22.2.18) 
サッチャー首相で有名です。
チェックしましょう。

@同じことを何度も言ったり聞いたりする。(50%)
A物の名前が、でてこない。(35%)
B置き忘れをする。(30%)

今日の日付けを忘れる。失敗を人のせいにする。
重症度
軽度〜中等度 不安、うつ 人前では、良い人。家では、悪い人。
重度 人前でも、悪い人。もれてもトイレに行かない。じっと出来ない。
原因 アセチルコリンの低下
治療
内服薬があります。ただし、心房細動の人には処方できません。

漢方(H21.12.20)
当院のお勧め漢方

冷え症の方は、
疎経活血湯 苦いですが、特に腰から下を暖めます。
当帰芍薬散 冷え性の女性(安胎薬としても)に効果的。
半夏白ジュツ天麻湯 フラツキやめまい、頭痛をお持ちの方に。
麻黄ブ子細辛湯 老人や体力低下している方に(風邪やインフルエンザや痛みにも)。
ビタミンEとの併用も出来ます。

ストレス社会を頑張っている人に、柴胡加竜骨牡蠣湯。

いつもイライラ、紫蘇の香りで落ち着く香蘇散。

更年期は、加味逍遥散(便秘や肌荒れにも)。

肥満には、便秘にも防風通聖散。

肌荒れを伴う頑固な便秘に桃核承気湯、老人や術後の便秘に大健中湯。

体力をつけたい、アトピー、免疫力アップ、ガン予防に補中益湯。

胃弱は、消化不良に平胃散、お腹の冷えに六君子湯。

咳には、出ると止まらない咳に麦門冬湯、寝ると咳き込む咳には竹ジョ温胆湯。
などがあります。他にも多く取り揃えております。

アトピー性皮膚炎(H21.12.18)
アレルギー性の湿疹です。
外用剤のステロイドとプロトピックが、主となります。補助として、非ステロイドと保湿剤等を用います。ステロイドは、使用部位と症状により使い分けます。プロトピックは、正常な皮膚には作用せず炎症の強い皮膚のみに作用する為に、副作用が軽減します。
当院では、症状により内服薬(抗アレルギー剤や漢方薬等)と外用と併用しています。

乾燥性湿疹(皮脂欠乏性湿疹)
この時期、冬になると多く診られます。痒いからとポリポリ掻くと悪化していきます。皮脂腺が未発達の小児や老人に多く診られます。保湿剤が、主な治療となります。
当院では、悪化している場合は、ステロイド等の外用や、抗アレルギー剤の内服を併用処方しています。

中耳炎(H21.11.9)
鼻から菌が入り起こります。鼻の治療が、大切です。
当院では、抗生剤と抗アレルギー剤(アレルギー性鼻炎治療薬)を併用し治療します。

腰痛(H21.11.5)
簡単な診断法が、あります。
前に曲げると痛い時、椎間板ヘルニアの可能性があり、
後ろに曲げると痛い時、脊柱管狭窄症の可能性あります。
診断には、MRIが有効です。当院にて予約出来ます。
診断後、状態に合わせて治療となります。
当院では、痛み部位への注射療法や様々な点滴療法、牽引や温熱などのリハビリ療法も行っています。

2型糖尿病におけるインスリン療法の利点(H21.8.2)
@膵臓が、元気になる。
A内服薬より効果的で副作用が少ない。
当院では、インスリン導入を外来にて行っています。説明用ビデオやDVDも用意しております。

食後過血糖(H21.7.31)
食後過血糖の状態が続くと血管及び臓器障害を引き起こします。
また、健康診断での空腹時血糖やHbA1cでは判断できません。
当院では、食後1〜2時間の血糖値と1.5AGにて判断します。食後血糖140以上や1.5AGが14未満で食後過血糖と診断します。
当院では、診断後は、正常な血糖値とインスリン分泌パターンになる様に治療します。

夏場の水分補給
汗をかく季節です。汗をかいたたら水分だけでなく塩分も補給しましょう。
当院では、脱水症や熱中症に対し点滴治療をしております。

自家製スポーツドリンク(経口補水塩ORS)の作り方
水1リットルに塩(出来ればミネラル含有の自然塩)小さじ1、糖(砂糖や蜂蜜等)小さじ4、クエン酸(レモン汁や梅干等)適量を混ぜて出来上がり。応用としては、お茶に梅干や塩昆布を加えるだけでも良い。

湿布(H21.7.16)

暑い季節となりました。草刈などで湿布を使う機会が多いと思います。使う時には、汗や汚れを水で軽く落し、出来るだけ日光を避けて下さい。かぶれなどのトラブルが改善します。
肩や腰に自分で貼る為の道具を紹介します。ハンガーを曲げザラザラ付の食器洗いスポンジを取り付けるだけです。使い方は、ザラザサの上に湿布を乗せ少し勢いをつけ貼り付けます。慣れると楽しいと思います。
当院では、様々な湿布{ゼリータイプ、スプレー等)を用意しております。湿布をご覧下さい。

骨折(H21.6.21)
ひび(不全骨折)と骨折




XPにて上記を診断します。当院では、ひびの場合は、湿布等の処置をし、固定(指はアルミスプリント、腕や足はオルソグラス)をします。約3週間で仮骨形成します。XPで確認しリハビリ開始です。また、転移(骨のずれ)のある骨折は、専門医に紹介となります。

水いぼ(伝染性軟属腫)(H21.6.16)

接触感染が示唆されており、プールやお風呂では、気をつけて下さい。
当院では、麻酔のゼリーと液で鎮痛処置し、切除します(白色半透明なウイルスの塊の粒が取れます)。また、漢方(ヨクイニン)の内服も処方しています。

痛風(H21.6.15)
@尿酸値が、7以上で高尿酸血症と診断します。8を超えると発作の可能性が、非常に高いです。
A食事は、水分はしっかり摂り、プリン体を多く含む食事やアルコールは、摂り過ぎないで下さい。
B運動は、水泳やウォーキングなどの有酸素運動をゆるやかに行って下さい。

骨粗しょう症(H21.6.6)
@女性は、閉経時にエストロゲン低下により骨塩量が低下します。
A閉経前でも、腎機能低下により活性型ビタミンD3の低下にても骨塩量が低下します。
B原因は、加齢、運動不足、日光不足以外に、塩分アルコール脂肪の取り過ぎもあります。
C糖尿病脂質異常症、肥満(メタボリック)、高血圧の方は、特に注意が必要です。
D治療法は、内服や注射療法があります。勿論、食事や運動などの生活習慣も改善して下さい。
E6人に1人が寝たきりになる大腿骨頸部骨折の原因の一つです。
F主な薬は、エストロゲン作用薬と骨破壊を抑える薬があります。薬の使い分けは、75歳未満で椎体骨折がなければ、エストロゲン作用薬が勧められます。
Gエストロゲン作用薬は、血栓が出来やすくなる事があり、その様な既往の患者様には処方出来ません。
Hまた、骨破壊を抑える薬は、起床時、コップ一杯の水と一緒に服用し、30分は横になれません。また、抜歯などされる患者様は、約3ヶ月服用出来ません。
I当院では、骨吸収マーカー(TRACP5bやNTX)や骨形成マーカー(BFP)で評価します。