ちょっとしたメモおよび名言


佐藤健寿 「佐藤健寿展 奇怪世界」
奇妙な習俗の背後には奇妙な歴史の因果があり、何ひとつ世界から孤立したものはない。私たちはいつもそんな因果を忘れたころに、それを奇妙と見るのだろう。
福岡伸一 朝日新聞 動的平衡より 
京都大学の名物教授森毅先生の講義を受けた頃の牧歌的な思い出から気付いたこと→
【大学とは教科を学ぶ場所ではなく、むしろ大学という自由空間に棲息する、奇妙な生き物が発する不思議な振動に感応する磁場だと】
朝永振一郎(物理学者)
ふしぎだと思うこと これが科学の芽です。よく観察してたしかめ そして考えること これが科学の茎です。そうして最後になぞがとける これが科学の花です。
ノーベル賞のメダル
表面にアルフレッド・ノーベルの肖像と生没年が記されている。裏面のデザインは賞によって異なるが、物理学賞と化学賞は共通で、 自然の女神ナツーラ (Nature)のベールを科学の神スキエンチア (Science)が そっと外して横顔を覗いているデザインである。まさに科学によって自然を解きほぐし理解した功績を顕彰するのに相応しいデザインである。
戦後ドイツの立憲政治(日本のモリ・カケ政治(?)とは比較にならない)
ドイツ憲法(基本法)は、手続きとしてではなく、価値としての民主主義を重視しており、国家は単なる形式的なシステムではなく、倫理的な基礎が必要と説く。

今があるのは?
科学においても日常生活においても、どんなことにも最初に築いた人、あるいは気付いた人がいて今がある。

坂口恭平 「土になる(文芸春秋)」より
【記憶とは時間の死骸である】、【言葉とは一つの時間と空間だ】、【今日なのに永遠みたい】