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まず「かんかん場」の「かんかん」ですが、重さを量る計量器のことを「かんかん」といい、
重さを量ることを「かんかんする」といいます。
岸和田の海沿いの町は昔から漁業の町として発展してきました。
そのため地元の漁師の人たちが水揚げした魚の重さを量る場所を設けました。
その場所をかんかん場といい、その跡地が現在のかんかん場です。
次に「こなから坂」の「こなから」ですが、意味は「四分の一」のことです。
昔は一升の四分の一にあたる二合半なども「こなから」といっていたそうです。
というわけで「こなから坂」とは四分の一勾配の坂を意味します。
お城の天守閣の地盤は周りより高いので現在でも急勾配の坂がいくつも残っています。
これらの坂は全てこなから坂です。
祭りで有名な「こなから坂」の現状の勾配はかなり緩められています。