山城高校 vs 洛南高校

 インターネットを漂流していれば色んなものに出くわすが
世界遺産・各種データ 歴代インターハイ優勝校リスト男子編と云う我々には少し
興味をを引かれるものを見つけた。
 第1回(S23)から第53回(H12)迄の記録がある。1位から4位<第30回(S52)からは
3位決定戦が無くなったのか二校が3位>までの学校がデータ化されている。その中
には京都から山城高校と洛南高校がある。一府県から二校が名を連れるのは少なく、
すなわち京都のバスケットボールが強く、また関係者や土壌が良いのではないだろう
か、この事も全て昭和23年第1回大会で山城高校が優勝したことが起因してレベルの
高い良い環境が出来て行ったと考えられる。

 山城、洛南、両高校の戦績はこのようである。
       優勝 2位 3位
 山城高校  2  0  4  (出場回数 12)
 洛南高校  2  2  5  (出場回数 23)
*洛南の出場回数はもっと多く30程

 そして山城高校が活躍したのが昭和23年から昭和38年まで洛南高校は、それ以後
現在まで京都では常勝である。山城は二校出場枠でH7年に出場があるだけで洛南には
歯が立たない。

 さて、ここからは言訳になるが、山城高校は府立で洛南高校は私立このように学校の
在り方や組織、方針の違いが一番にありその中でも上質の選手獲得には大差がある。
山城高校には他府県からの入学は一人いたくらい、洛南はどうであろう。
 それ以外にも洛南高校には南波さんという秀でた監督がいたことがあげられる。
 勿論、山城高校にも小森、細川と言う素晴らしい指導者がいた。その後幾人もの監
督が努力をしてくれたが結果は残せてない。
 府立でも他府県の選手が居なくても京都では洛南に続いて2位にはなれる、いや1位
も夢では無い。高校生のバスケットボールは、能力ではなく信念に基づく努力の多寡で
勝利を呼ぶ事が出来ると思うからである。

 この春から新しく西田監督が山城高校に赴任した、若く情熱のある人である。期待
に胸膨らませてOBは現役を応援をしょう。

 ●インターハイ全戦績
 ●国民体育大会の戦績
 世界遺産・各種データ 歴代インターハイ優勝校リスト女子編

 
女子の事に触れておきたい。昭和33年11回大会に見事4位になっている。
 京都では鴨泝高校に次いで入賞している。以後京都の学校の入賞は無い。
 あの小さい体育館に男女がハーフコートに別れた練習でよく強くなれたものと思う。
 そして男女共良い成績が残せたのは嬉しく、この事を誇りとしたい。

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