ブックカバーを楽しむ

ウッキーは、ブックカバーに大変思い入れがあります。 中学生の頃からでしょうか、小遣いをやり繰りして、やっと手に入れた本が大切だったから、たとえ安い本であっても、大事にしたいという気持ちがあって、いつしかカバーを掛けて読むようになっていました。 

その習慣は今も変わらず、きれいな包装紙や和紙があれば、とっておいて本のカバーにします。 つい最近も、若狭の小浜市にある和紙店で、とても愉快な図柄の紙を目にしたので、糊付けしてブックカバーにしてみました。 写真左側の、赤地に招き猫を描いた和紙です。 けっこう丈夫で、数冊読み終わるまで使えます。 ただ、これはちょっと目立つ柄なので、電車や図書館などでは人目をひくことがあります。 そばの人に、横目でじっと見られたこともありました。 市販では皮やビニール製のブックカバーもありますが、ウッキーのこだわりは、ブックカバーが少しずつ傷んでいくことにもあります。 古いカバーをはずし、新しいカバーに掛けかえるときに、次はどのカバーにするか選ぶのも楽しみなわけです。

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写真には、和紙で作ったものをいくつか並べてみました。 本に合わせて、水糊を使って整形してもいいですが、一番簡単には書店でサービスしてくれるように、折って表紙を差し込むだけでも十分役目を果たします。 特に和紙はきれいなうえに丈夫で、自分だけのオリジナルを作れるし、満足感があって読書が一層楽しくなります。 写真のバックになっている和紙(63cm×97cm大)だと750円くらいで手に入ります。 これは、「土佐楮(こうぞ)顔料流れ染め」と言って、東京日本橋の小津和紙博物舗で求めたものです。 新書版の大きさで5〜6枚しかとれないから、一枚百円くらいにつきますが、ちょっとした贅沢感も味わえます。 和紙の専門店へ行くと、それはそれはたくさんの種類があって、見るだけでも楽しくなります。

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