5. パソコン各部の名称
パソコン各部には、当然のことながら名前があります。
各部の名称を覚えていれば、インターネットで情報を検索したり、マニュアルや雑誌を読む時に多少の助けになりますし、なによりこの文章を作成している私が今後楽になります。 それでは、各部の名称を挙げていきましょう。 5.1 モニタ(ディスプレイ)
画面のことです。
初心者の方の中には、時々「テレビ」と言われる場合がありますが、テレビはチューナが付いて、初めてテレビですので、チューナが付いていない物は、「モニタ」又は「ディスプレイ」と呼びます。 (最近はTVチューナ付きもありますので、テレビと言われても間違いではないのかもしれません)昔はCRT(シーアールティー)と呼んでいました。 カソードレイチューブの略で、日本語に直すと陰極間つまりブラウン管のことです。 最近では、液晶モニタが増えてきましたので、液晶と言ったりもします。 一般的には、「モニタ」又は「ディスプレイ」ですね。 5.2 キーボード
これは今更説明するまでもありませんよね。
5.3 マウス
これも今更説明するまでもありませんよね。
5.2 本体(筐体)
ディスクトップのように、モニタ、キーボード、マウス及びパソコン本体のように各部が独立している場合に、パソコン本体を「本体」又は「筐体(きょうたい)」と呼びます。
5.2.1 CDドライブ(シーディードライブ)/DVDドライブ(ディーブイディードライブ)●CDドライブとは本体に付いている、CD(DVD)を読み取ったり、CD(DVD)に書き込んだりする装置です。購入したプログラムは、一般的にCDやDVDで提供されますので、プログラムをパソコンに登録する場合や、 パソコンに保存してある情報をCDやDVDに書き込んで、パソコンが万が一壊れた時でも、情報が消えないように保存したりする場合に使用します。 CDドライブと言うのか、DVDドライブと言うのかは自由なのですが、一般的には、「CDドライブ」で通じます。 ●CDドライブの操作CDドライブは、その装置に小さな四角いボタンがありますので、それを押すと、CDドライブが出てきます。CDドライブにCD又はDVD(CD及びDVDの円盤を総称して「メディア」と呼びます)をセットし、本体に戻す時は、手で押し込むか、取り出した時のボタンをもう一度押すのが一般的です。 ●CDとDVDとの違いは容量CDとDVDの違いは、記録する容量の違いです。DVDはCDの7倍程度の容量があります。 CDとは、「音楽CD」という名前を良く聞かれると思うのですが、昔のLPレコードの代わりに登場した円盤状の“あれ”です。 DVDとは、「・・・映画DVDレンタル開始」とか良くCMで見られると思うのですが、“その”DVDと同じです。 ですから、CDドライブは、音楽CDを再生することが可能で、DVDドライブは映画のDVDも再生することができます。 ●自分のドライブは何?CDに書き込めるのか、DVDを読めるのか、DVDに書き込めるのかは、パソコンにより様々ですので貴方のCDドライブの前面を良く見てください。「Compact disk」と書いてあれば、CDを読み込むことしかできません。 「Compact disk Rewritable」と買いてあれば、CDに書き込むことができます。 「DVD ROM」と買いてあれば、CDへの読み書きはできますが、DVDを読むことしかできません。 「DVD R/RW」と買いてあれば、CD及びDVDに書き込むことが可能です。 パソコンメーカによって、表記の仕方が多少異なりますが、おおよそ以上のような書き方です。 5.2.2 FDドライブ(エフディードライブ)
ドクター中松が発明したと言われるフロッピーディスク(下図)を読み書きするための装置です。
フロッピーディスクは(FD(エフディー)と言ったりします)、容量がCDの400分の1以下と、今となってはかなり小さいため、このドライブを最初から積んでいるパソコンは少なくなりました。 特に無くて困ることもありません。 因みに、ドクター中松はFDを発明していません。 発明したのはIBMですが、特許に抵触しそうなそれ以前の発明全てと契約を結んだために、ドクター中松の名前が登場するだけです。 5.2.3 マザーボード
これは、本体の内部に実装されているもので、外からは見えません。
コンピュータとして動作するためのの主要電子部品を基盤の上に接続した板(ボード)のことをこう呼びます。 写真はディスクトップのマザーボードです。 ノートパソコンの場合には、キーボードの裏に隠れています。 5.2.3.1 CPU(シーピーユー)
パソコンの中で最も重要な部品で、パソコンの頭脳にあたります。
「Central Processing Unit」の略で、訳すと「中央処理装置」となります。 このCPUの性能が良いほど、パソコンの処理能力が高くなります。 CPUが、パソコン全体の動作を制御しています。 CPUは先ほど説明しました、マザーボードに取り付けられています。 5.2.3.2 メモリ
マザーボードに接続されている一時記憶装置です。
一時記憶というのは、電源を切ると忘れてしまうという意味です。 プログラムは、CPUにより解析され動きますが、動作させているプログラム全ての情報をCPUに記憶できるほど、CPUの記憶容量は大きくありません。 かといって、毎回機械駆動が必要なハードディスク(5.2.4章)から読み込んでいたのでは、処理が遅くなってしまいます。 そこで、メモリという電気信号だけで情報を読み書きできる装置を配置し、処理速度を向上させます。 メモリは、その容量が大きいほど処理が早くなりますので、ご自分のパソコンの処理能力に不満があるという場合は、メモリを増やしてみるのが一番手っ取り早い方法です。 注)WindowsXP以前のOSでは、ある程度メモリを積むとそれ以上積んでも効果がありません。 5.2.4 ハードディスクドライブ
これも本体内部に取り付けられている装置で(外付けタイプのありますが・・・)、大容量の記憶装置です。
ハードディスク、HDD(エッチディディ)或いはディスクと呼びます。 構造のイメージとしては、複数枚のDVDメディアが重ねて配置されており、それぞれのDVDメディアから高速で情報の読み書きを行う装置です。 メモリは、電源を切ると記憶したものが無くなりますが、ハードディスクは電源を切っても覚えています。 明示的に消さないと、ハードディスクから情報が消えることはありません。 最近は、ハードディスクの大容量化が高速で進んでおり、DVDメディアの数十倍の容量を持つハードディスクが1万円前後で購入できるようになりました。 何故ハードという名前が付いているかと言うと、フロッピーディスクの中には、昔のソノシートのようにペラペラで比較的柔らかい円盤が入っていますが、ハードディスクの中のメディアは、ガラスやアルミのように、フロッピーディスクよりは硬い物質で作られていたので、ハードディスクと呼ばれるようになりました。 本体に中から時々「カラカラ」、「ガリガリ」という音が聞こえるのは、ハードディスクが動作している音です。 |
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