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5、心拍トレーニングの実例

200(100%)―HRmax ●無酸素パワートレーニング(スプリント) HRmax90%以上
180(90%) ― AT ●有酸素パワートレーニング(スピード) HRmax85〜92%
●心肺機能増強トレーニング HRmax85〜92%
160(80%) ― ●筋持久力トレーニング HRmax80〜85%
140(70%) ―AL ●スタミナトレーニング HRmax65〜75%

(1)スタミナトレーニング
 ○LSD(長距離をゆっくり走る)―「楽」から「ややつらい」程度
    HRmax75%以下
     レースペースよりもゆっくり長距離を走る。減量効果も大。
     登録者:150〜200キロ 草レース:100キロぐらい

(2)有酸素パワートレーニング(スピード増強トレ)
 ○ロングインターバル-AT前後、「つらい」から「かなりつらい」程度
    HRmax85%-92%
     3〜10分間全力で走る。(TTのつもりで)
     充分休憩して繰り返す。2〜3本,30〜60分(休憩含む)ぐらい。

 ○ショートインターバル-AT以上、「かなりつらい」程度
    HRmax90%以上←(最終的に)
     1〜2キロを全力で走る。充分休憩して繰り返す。5本ぐらい。

 ○登りインターバル-ATレベルを維持,「つらい」から「非常につらい」程度
    HRmax85-92%
     比較的ゆるくて長い上り坂を利用し、一定ペースからスピードアップしATまで心拍を上げ
     それを2〜5分間維持する。そしてスピードダウンして心拍が落ちついたら繰り返す。
     3〜5本,30〜60分ぐらい。
      (同じ坂で繰り返しても良い,この場合はゴールまで走りぬく。)

 ○ファスト持続走-ATレベルを維持,「つらい」から「非常につらい」程度
    HRmax85-92%
     TTのつもりで10km前後を全力で走り抜く。
     10〜20分休みを入れてまた繰り返す。2〜3本。

(3)無酸素パワートレーニング
 ○スプリントトレーニング-HRmax92%以上,「非常につらい」レベル
      75〜100メートルを全力疾走で繰り返し走る。
      2,3分休憩し,5〜10回繰り返す。

 ○加速的スプリント-HRmax92%以上←(最終的に)
      200メートル程度の距離をゆっくり走り始め,だんだん加速していき後半3分の1を
      最高速で走り抜く。
      2,3分休憩し10回ほど繰り返す。

注意:これらのトレーニングは,別々に行うのではなく,ロードトレーニングの中でそれぞれ行う
   のが一般的です。たとえば,ウォーミングアップを兼ねてLSDをし,平地でロングインター
   バルやスプリントトレーニング,登りでは登りインターバル,そしてまたLSDというように
   組み合わせて行います。その中で自分の弱いところを重点的に行う,または強い所をさらに
   伸ばすようにすればよいでしょう。


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参考文献:外岡立人著●科学的トレーニングメニューの作成法
              ●エリート市民レーサー養成講座
              ●強くなるマニュアル          サイクルスポーツ


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