アイデア・情報・試み

★数学教育にYouTUBEを利用
    YouTUBEは無料で簡単に動画をUPできる、とてもありがたいサイトです。
 しかも、今の若い人たちにも馴染みがあり、これを教育に利用しない手はありません。
 私の場合は、安物のビデオカメラでSDカードに録画し、それをパソコンからなにも編集せずにそのままUPしてます。
 いろいろと手間をかければ見栄えのよいものはできるでしょうが、それよりも短時間で簡単に作れる方が、こういった企画は長続きします。


ビデオ 解説の例

YouTUBEにUPするには、まずYouTUBEのサイトで、アカウン トを作成します。
そうして、動画をUPし、学校や自分のホームページからリンクします。

★JavaScriptは簡単で便利!
JavaScriptは、HTMLの中にそのまま埋め込んで使える、シンプルなスクリプト 言語です。

上は、簡単なドリル問題の例です。乱数で数値を発生させ、5題出題するようになってます。
 試し てみたいときは→ここ!
下は、そのソースプログラム(スクリプト)です。
水色の部分が、Javascriptです。
  <script type="text/javascript">
<!--
で始まり、
 </script>
で終わります。 
<html>
<head>
<meta http-equiv="Content-Script-Type" content="text/javascript">
<meta http-equiv="Content-type" content="text/html; charset=UTF-8">
<title>正負の計算(和)</title>
<script type="text/javascript">
<!--
function getRandom() {
return Math.floor(Math.random() * 9+1);
}
// -->
 </script>
</head>
<body bgcolor="#ffffff">
<h2>正負の計算(和)</h2>
<hr>
<script type="text/javascript">
<!--
//質問の数
var n = 5;
var a, b;
var correct = 0;

//出題する
for (var i = 1; i < n+1; i++) {
a = getRandom()-5;
b = getRandom()-5;

while(a==0){
a = getRandom()-5;
}

if(a>0 && b>0)
msg = a+"+"+b+"=";
if(a>0 && b<0)
msg = a+"+("+b+")=";
if(a<0 && b>0)
msg = "("+a+")+"+b+"=";
if(a<0 && b<0)
msg = "("+a+")+"+"("+b+")=";

ans = prompt(msg,"");

if (ans == a+b) {
document.write('('+i+') 正解!<br>')
correct++;
}
else{
document.write('('+i+') 残念!<br>')
}
}

//正解率を表示する
document.write('<HR>');
document.write("<h2>正解率:",
Math.round(correct/n *100),
"%</h2>");
document.write("<p>", n, "問中", correct, "問正解", "</p>");
// --></script>
<a href="seifu-wa.html">もう一度やる</a><br>
<a href="JHSmath.html">終わる</a><br>
</body>
</html>
私は、SeamonkeyというHTMLエディターでHTMLの元の枠のページをつくり、そのソースをテキストエディター貼り付けて、 JavaScriptを埋め込んで、それをFTPで自分のサイトに送っています。
普段はubuntuを使ってますので、テキストエディターはgeditを使ってますが、どんな言語でも、自動的に命令ごとに色分けしてくれるのでとても便 利です。

★Lazarusを使おう!
 Lazarus(ラザロと発音するら しい)は、LinuxとWindows(MS)用の両方あって、Delphiとよく似た開発ツールです。
 Object Pascalですので、Delphiでの開発の経験がある方にはとても便利で、同じソースで2つのOSでコンパイルできます。
 フリーソフトウェアです。Windows版はhttp://www.lazarus.freepascal.org/か ら(日本語版もあります。)
  ubuntuなら、ソフトウェアセンターで検索できます。
 


★UStream実況中継もおもしろい!
 iPhoneでライブ放送ができると いうことで試してみましたが、なにもiPhoneがなくても、
普通のWebカメラとインターネットでもっと快適に実況中継ができます。
 UStreamのサイトに行って、チャンネルを登録し、Webカメラをパソコンにつないでそこにアクセスするだけです。
 http://www.ustream.tv/
 でも、数学教育にはあまり役に立ちそうなアイデアが思い浮かびません^^;
 生放送である意義って、あまりないですからねえ。

★ubuntuでemobile D21LCを使う。
 外ではネットブックを使ってますの で、インターネットにつなぐときには、モデムが必要になります。
 そこで、以前から契約していたe-mobileのモデム D21LCを利用するポイントを簡単に書いておきます。
  
  
1.usbmodeswitch をインストール(ソースをダウンロードしてコンパイルする)
2.コマンドコンソールで、lsusbを実行
                  :
Bus 007 Device 002: ID 1c9e:9401
                  :
という部分を確認する。
3,コマンドコンソールで、usbmodeswitch を実行。このとき、suのパスワードを要求される。
4.再びlsusbを実行
                  :
Bus 007 Device 002: ID 1c9e:9404
                  :
になっていることを確認。
5.gnomePPPを起動(あらかじめインストールしておく)


詳 しくは、 http://blog.37to.net/2009/01/ubuntuemobiled21lc/  を参照。
これで、ubuntuとe-mobileで快適にインターネットにアクセスできます。


★ubuntuでiBookが蘇る!

MacがCPUをインテルに変え、OSをBSDに変えてとうとうPC UNIX機になってしまいましたが、
iBookはPowerPCで、OpenOfficeも2.0しか入らず、ほとんど役立たずだったのですが、
PowerPC用のubuntuがあることが分かり、早速10.04をインストールしてみましたが、見事に蘇りました。
さすがに、YouTUBEは無理ですが、他は完璧(に近い??)十分実用に耐えます。
 ジャンク屋で買ってきたiBookG4に無料のubuntuを入れて、クールなノートPCに変身しました。
(画面は、10月10日にリリースされた、ubuntu10.10のHP)

★実用、グラフ方眼描画チョーク

使い方は容易に想像できると思います。
学校には、グラフ黒板というのがありますが、これが重くて意外と不便。黒板にゴム磁石でくっつくシート形式のものもありますが、これも案外不便。プロジェ クターで黒板にグラフ用紙を映して、その上にチョークでかくという方法は、やってみるとなかなかいいのですが、機器を設置するのに手間取り、この場合は専 用教室でやる方が便利。しかし、その場合は生徒を移動させるという面倒な作業がはいります。(来いと言っとけば、勝手にくると思うんですが、その際にいろ いろな問題も起こったことがあったのか、今は、小学校低学年みたいに?全員並んで移動という中学校も多いのではないかと思います。)
 というわけで、写真のようなものをつくり、一度に何本もほぼ等間隔で平行線が引けるので、実際の授業では案外便利なことが分かります。単純な形ですが、 台は棒状のマグネットで、それに等間隔にチョークの幅だけあけてボール紙などを載せてビニールテープで止めてます。チョークは輪ゴムで同じ強さで止めてま す。この輪ゴムというのがみそで、弾力性があるので、黒板に当てたときにどのチョークも浮かずにちゃんと線が引けるという具合です。使わないときは黒板に くっつけておくといいです。



★おもしろ数学教材
 前任校では、少人数授業をやってて、1つのクラスを半分ずつにわけて、 2人の数学教師が同時に別室でほぼ同じ内容の授業をしてましたが、その際にもう一人の先生が作られた、おもしろい教材を紹介します。
 
   
円周角の定理    相似形??1 (立体の相似)           相似形2
    
 ブラックボックス1       ブラックボックス2         ブラックボックス3

★数学テスト問題作成には,Writerが便利!
 
数式を扱うのはTeXが定番と思いますが、案外中学校では知られてませ ん。というのも、中学校ではそんなに難しい数式は必要でなく、せいぜい分数やルートがその形でかければいいわけで、例えばWordについている数式エディ ターでも可能なわけです。
 しかし、操作性は非常に悪く、テスト問題を作成するのはとても面倒です。
 そこで登場するのがOpenOfficeのWriterですが、これは便利で、TeX風に sqrt(2) みたいに書いたりできます。
 分数なら x over 3 といった具合です。TeXとは少し違いますが、とても便利です。テスト問題作成が劇的に時間短縮できます。

 

★スキャンスナップの利用
 
数十枚の両面の資料を高速で読み取るスキャナーです。読み込んだデータは PDF等、いろいろな形式で保存できます。
 私の場合は、教科書の耳を切り取って、読み込み、授業でプロジェクターで表示して使ったり、テストの全員の答案を読み取って、各生徒の学習状況の把握に 使ったりします。


★ 拡大くんの利用
 A4用紙を模造紙大に拡大できるコピー機(ポスタープリンタ)を、だれ かが「拡大くん」と言いはじめて、私の学校で定着してしまいました。


★iPhone活用アイデア
 デジカメでもいいですが、予定表、時間割、住所録、職員会議資料、など、あらゆるデータを写真に撮ってま す。というのは、紙ベースよりも体積が少ないし、検索が容易なので、部理というわけです。ペーパーレスオフィスを目指すという意味でもエコにつながると思 います。また、iPhoneには、公式集、グラフ作成、表計算、数式ソルバー等、たくさんの数学アプリが登録されてます。この頃はアンドロイド用も増えて いることでしょう。


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