'02関西シクロクロス第7戦

 2年振りにC2を走ることになる。
昨年の今頃もC2に昇格したが、ひざの故障で走ることができなかった。
ロードレースなら走れたと思うが、担ぎのあるシクロでは体調が万全でないと走る意欲も湧かない。
今シーズンも参加出来るか不安があったが、ガンガン走れていることが何より嬉しい。

 C2のスタートが遅いこともあり、8時過ぎに奈良を出発。いつものように第二阪奈、阪神、中国を乗り継いで、福知山を目指す。時間に余裕があったので西紀ドライブインで名物黒豆パンを買った後、がらがらの舞鶴自動車道を気持ち良く走っていると、後ろから
「ピーポー!ピーポー!」

覆面に追尾されていたとは後方不注意であった。
パトカーから降りた警察官は私の自転車を見て
  ポリ「スピードが出ていましたねえ。自転車を積んでどちらまで?」
  私「福知山のレースに行く途中です」
  ポリ「ひょっとして担いで走るシクロクロスですか?」
  私「ずいぶんマイナーな競技をご存じなんですね。」
  ポリ「会場に行ったことがあります!」
 なんで会場に行ったのか気になったが、そんなことより何キロで捕まったのか気になっていたので、それ以上聞かずにパトカーに乗り込む。
ダッシュボードに取り付けられた測定器の数値は
「108km」
免停にならなくてホッとした。
「レース、頑張って下さい」と警察官に励まされてパトカーを後にする。

 さて気を取り直して、シクロクロス。
福知山の三段池公園はダートの登りにテクニカルな下りカーブとSTのある変化に富んだコース。実力差が出やすく、C2ルーキーにはトップから90%以上なら上出来か?

C2

 登りで動くシケインにならないようにほぼ最終列に並ぶ。カウントダウンの声が聞こえず、気が付けばスタートしていた。
コントロールラインを過ぎ、アスファルトの登りでいきなり落車があり大渋滞。一旦下って新設の階段を担ぎ上げたあと、ぬかるんだ登り、シケイン超え、押しでアンテナ広場まで登る。
 テクニカルな下りカーブのあと、池に落ちないようにジャリを走って、STを経由して、石垣を超えて激坂登り。
前がつまるので押しが多く、心臓はすでにパクパク。
2周目に入って順位も落ち着き、自分のペースで走れるようになる。
激坂でHIDEさん、3周目のシケインでトレックジャパンの社長?、激坂で泥装束の選手を抜くが、かなり疲れてきた。
C3が4周だったので、あと2周かなと期待してコントロールラインに戻ると残り3周の掲示。
 30分のレースに慣れていたので、残り3周がやけに長く感じられる。
次のシケインでドリンキングブルースマンに並びかけるが、付いていくことができず、そこで一気にモチベーションが低下。
 結局トップから87%、30位でゴール。
今までで最もきついレースだったが、周回遅れの2年前に比べると結果には満足。
でもあのときは、辻善君が相手だったか?

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