ジェロントロジー・高齢社会の人間学をテーマにしています   自分のこれから 

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 すばらしき人々 気をつけたい言葉と行動 活動内容



              四葉クローバー 年初めに(2017年)

   新しい年を迎えて考えることが多くなりました。
  若者時代のように時間を考えなくともよい時期から、残された時間を考える必要が
  ある年代となりました。
  相応に計画を立てたいと考えています。

   昨年は、生まれて初めて365日一日も欠かさずに日記を書くことが出来ました。
  大みそかに妻と双方の日記を自由に読む時間を作りました。
  反省やら、うれしかったことや自分本位なこと等、多く考えさせられました。
  その折に感じたことは、年齢に関係なく、まだまだこれからも多くのことができる
  のではないかと言うことです。
  できなくとも実行するという、こころと勇気を持つことができました。
  今年も書き続けたいと年頭に誓いました。
  

マーク  1) 悩み
    
   体のこと、精神的なこと、日常生活のこと、これから先のこと等などに悩む
  必要のないことに、気がとらわれ過ぎていたようです。
  それは、年齢からくる焦りであったような気がします。
  命ある限り遅いということはない、自分のペースで物事を進めてゆこうと決め
  ました。決めたことで気分が少し落ち着いたようです。
  そして自分にとって大切なことに挑戦しようと思います。

   年頭に気を張らずに楽な気分で考えますと、楽に物事を実行できるような
  気分となりました。
   80歳と言う年齢の有難さは残り少ない時間であってもそれを自由に自分のものと
  して使えることです。
  宗教心はありませんが、悩む前に動きますと手を合わせてお参りしてきました。
  

マーク 2) 劣等感は長所でもある

    長年生きしてきましたが、多くの劣等感をこころにもっています。
  しかし、その劣等感のお蔭で準備に力を注ぎ、しくじらない様にとこころしています。
  お蔭であまり大きな失敗はなかったように思っています。
  そのように考えますと劣等感は、反対に長所かも知れません。

   物事を進める場合に充分な準備をすることが楽しいこととなっているとさえ
  思えてきました。
  能力がある方に比べれば準備に多くの時間を使い無駄だと言われるかもしれませんが、
  自分にとってはその無駄な時間・準備の時間が楽しい時間となっているようです。
 

マーク 3) 命ある限り挑戦を

    命ある限り挑戦など言いますと難しいようですが、日々楽しく生活すること
  が最も大切な挑戦かも知れません。
  高齢期になり、楽しい日々と言っても一人では楽しく過ごすことはできない時が
  必ずやって来ます。
  その時期が来て慌てても遅いのではないでしょうか。
  気づいた今直ちに取り掛かりましょう。私にとっては、それが挑戦と言えます。

   私にとっての挑戦は、平凡に他人に迷惑をかけない生活の準備と言えます。
  70歳後半までは外部に向って行動していましたが、
  今は、それを身の回りへと切り替えて、近隣の高齢者と協力し合える、
  助け合える環境つくりを考え実行しています。

   軽い運動やウォーキング、思い付きの俳句などを楽しんでいます。
  これらは、若い時代には思いも付かなかった楽しみのように思えます。
  挑戦とは、何かを楽しむことと言っても過言ではないと考えています。
  高齢期の特権でしょうか。
      
マーク  
4) 素直なこころ

  会社の経営、任意団体、NPO法人の理事等々経験してきましたが、
 現在はフリーな立場で自由なこころで動いています。
 自分の気持ちに素直にのびのびと動いているお蔭で幸せな感じで物事を進めることが
 出来ているようです。

  何故、もう少しこのようなこころで人々と接してこなかったのかと
 悔いが残りますが、
 この年にならなければこれだけ素直なこころを持つことはできなかったと思います。
 年を取ると言うことの有難さではないでしょうか。
 もし、若者時代に今のような気持ちでしたら、現在の私はなかったと思います。

  色々と悩み、愚痴り、怒り、泣き、喜び等など多くの経験を乗り越えてきたから
 こそ今の素直なこころを得ることが出来たのでしょう。
 

マーク 5) これから

   80年生きてきました。どれだけ頑張っても指折り勘定できる年齢です。
  残り少ない時間であればあるほどその時間を大切に生きたいと考えています。
  その為には、過去の経験を受け容れて、それを生かして余裕のある時間を
  もちたいと考えています。

   この年になればいろいろと心配事が多くなります。
  その心配事のなかには、心配しなくともいいようなこと(若い時代には気にも
  しなかったようなこと)が多く出てきます。
  それは、体力の衰え、日常生活の不安感、病などなど。

   多くの高齢者とお話をしていますと同じような事項でも、心配する人と心配
  しない人に分かれるような気がします。
  心配事を話せる人間関係が必要でしょう。多くの意見は重要です。
  話すことで心配事がそれほどでもないことに気づくことも多々あります。
  しかし、最も大切なことは、多くの意見の中より、自分の意思を探し出す努力
  ではないでしょうか。

   成年後見制度の理念は、

  (1)残存能力の活用(2)自己決定の尊重(3)ノーマライゼーションです。

   これらを自ら実行するためには、多くの話を聴き、他人の意見を聴き、
  自分の意思で決定する事だと考えています。

   これからの人生は、上記の三原則に従って生活したいものです。
  多くの助けを頂きながら・・・。
  

                        シニア ライフ アドバイザー
                               岡島 貞雄


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