鳥越城

所 在 地  石川県白山市出合町・三坂町 別 名  
遺 構  曲輪 石垣 空堀 復元門 形 式  山城(標高312m)
築 城 者  加賀一向一揆(鈴木出羽守) 築 城 年  天文年間(1532-55)
歴 史 鳥越城は、加賀一向一揆の拠点として天文年間(1532-55)の頃に築城された。城主は鈴木出羽守とされている。
元亀〜天正前半(1570-80)にかけて、織田信長軍の襲来に備えて整備拡張された。
しかし天正8年(1580)に織田勢の柴田勝家の猛攻を受けて落城した。翌年に奪還され、加賀一向一揆の最後の砦となったが、天正10年(1582)に柴田勝家の配下の佐久間盛政によって鎮圧され、多数の門徒衆が処刑された。
歴 代 城 主 加賀一向一揆


本丸枡形門(左)よ本丸門(右)


          本丸枡形門
高麗門であり、本丸門との間に枡形が形成されている。城内で唯一、石垣で固める。
             本丸門
高い土塁の間に柵を設け、四脚で支えた櫓を柵の上に配置した櫓門である。


本丸
城山の山頂部。礎石建物や井戸があった。
中の丸門
高い土塁の間に設けられた櫓門。大手を守る。


二の丸 周囲に土塁や櫓台が残る 後二の丸の西側の空堀


現地説明板の地図

鳥越城は、大日川と手取川に挟まれた鳥越山の山頂に築かれている。
本丸の南側に中の丸、二の丸、三の丸を配置し、本丸の北側に後二の丸、後三の丸を配置した連郭式の縄張り。
城跡は手入れよく整備されており、非常に見学し易い。


 <アクセス>
国道360号線の「別宮北」交差点を北上すると、1km先の右手に鳥越城へ入る道がある。入口に看板があるので見落とすことはない。この道の終点が鳥越城見学者用の駐車場。城跡は駐車場からすぐ。(2012.10.08)

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