後藤氏館

所 在 地  滋賀県東近江市中羽田 別 名  
遺 構  石垣 土塁 堀 形 式  居館
築 城 者  後藤氏 築 城 年  室町時代
歴 史 後藤氏館は、周辺を治めた土豪・後藤氏の居館と伝わる。
後藤氏は佐々木六角氏の重臣。永禄6年(1563)、後藤氏当主の賢豊と氏豊父子が、六角義弼に殺害される「観音寺騒動」が起こった。この事件が六角氏の衰退の原因となったとされる。
永禄11年(1568)に織田信長が近江に侵攻して六角氏が没落したあとは、後藤氏は織田氏の配下に入った。
歴 代 城 主 後藤氏


西面の虎口の石垣


現地解説板の図

大概100m四方の堀と土塁で囲まれた台形の平面を呈する。
北面の土塁が東西80m、東面の土塁が南北80m残る。土塁は基底部幅15m、高さ3m。
南面と西面の土塁は失われているが、西面の虎口の石垣が残存している。


北面の土塁と堀 東面の土塁と堀


 <アクセス>
館跡は、名神高速「蒲生スマートIC」の北西に見える雪野山の北側の中羽田の集落にある。雪野山トンネルの東側出口から500mの三差路を北に入る。狭い道を100mほど進むと右側に石垣が見える。その先に駐車できるスペースがある。(2015.11.22)

日本の城目次へ戻る