家財道具

白木の床はからぶき。汚れがひどいときは、濡れ雑巾をかたく絞ってふき取り、乾いた雑巾で湿気をふき取る。

つやを出すには、米ぬかかおからを布袋に入れて磨く、後で必ずからぶきが必要。

ニス塗りの床は、かたく絞った雑巾で汚れを落とし、乾いた雑巾で水分をすっかり拭き取ってつや出しをする。もっとつやを出したいときは、ワックス(床の木質により異なる)を薄く塗る。

ワックスに替わって紅茶の茶がらを使う方法がある。茶がらを沸騰させ、そのお湯を茶がらを濾してバケツに入れ、雑巾を浸してよく絞り、それで拭くとつやが出る。

ニス塗りの床やテーブルの上に週刊誌や雑誌を置き、その上に熱い容器を乗せると紙が貼り付いて取れない場合は、オリーブ油をたらし、しばらく放置しておくと紙に油がしみこんでいって簡単に取れる。紙をはがしたら油のシミが付かないように乾いた布でよく拭いておく。

合板寄木の床は、水が禁物。ワックスが最適。

カーペット アルコール系のカーペット・クリーナーを使うとよい。汚れているところへクリーナーの吹き出し口を近づけ泡状の液を出してから上からブラシなどで叩いて汚れを落とす。その後、ぬるま湯に浸けて絞ったタオルで叩くようにしてクリーナーを取り去り、次いで、乾いたタオルで叩いて水分を吸い取る。
天井

木製の場合、苛性ソーダを10倍程度に薄めた水で拭く。その後、乾いた布で水気を完全に拭き取る。

ホコリがついているときは、ホウキで掃く。出来れば古いストッキングをホウキの先に巻いてはくと、ススや蜘蛛の巣などの汚れがよく取れる。

窓ガラス

新聞紙を濡らしたもので落とし、次ぎに乾いた新聞紙で拭く。

クレヨンによる落書きがある場合には、コールドクリームをそのクレヨンの上に塗りつけて、しばらくそのままにしておくとクレヨンが軟らかくなる。それをティッシュペーパーでふき取る。

マジックインク(油性)で書かれた落書きは、トルエンがよいが、トルエンがない場合は、食用油を付けてこすると薄くなる。薄くなったところをクレンザーをつけた布でこするとほとんど消える。

タバコのヤニは、水では取れない。雑巾をかたく絞り、住まいの洗剤をそこへ湿らせて拭くときれいになる。

汚れのひどいガラスは、クレンザー(磨き粉:粒度の出来るだけ細かいもの)でこするとよく落ちる。

換気扇

プラスチック製のものは、住宅用洗剤にアンモニアを少量入れてしばらく漬けておくと楽に取れる。

金属製のものは、アルカリ系のものを用いる。

障子や襖 紙をはがすとき、澱粉糊が使用されている場合はジァスターゼを溶かした水を霧吹きするとはがれやすくなる。襖が汚れた場合(ホコリや日焼けなど)、それを取るには住宅用洗剤かアルコールで拭くとよい。
照明器具 濡れ雑巾で拭き取る。
クーラー 1週間に一度は、フィルターを取り外して、住宅用洗剤を入れた水で洗う。後は清水でよくすすいで陰干しにする。
浴室

漂白剤入りのクレンザーを使ってデッキブラシでこする。汚れがひどいときは、塩素系漂白剤の薄めたものを割り箸のような棒状のものの先に脱脂綿を巻いたものに浸してこするか、希塩酸を振りかけてブラシでこする。

浴槽は、クレンザー(磨き粉)入りの洗剤を使う。あかは洗剤をかけただけでは取れないので、スポンジなどでこすり落とす必要がある。

神棚 ホコリを毛ばたきで払うていどにとどめる。白木のものは水拭きしない方がよい。
仏壇 金箔の部分は手で触ったり、布で拭いたりするのは厳禁で、ホコリは毛ばたきで軽く払う程度にして、細部は先をほぐした毛筆の先で払う。黒檀は、シリコンクロスで乾拭きし、汚れがひどいときは、専用ワックスを使う。絶対に水拭きしないこと。
仏具 真鍮製のものはクリーナで磨くが、メッキのものは乾拭きする。
冷蔵庫 内部はよく掃除してからアルコールでもう一度よく拭くと非常に効果的です。また、台所用中性洗剤で拭き、後、水拭きし、最後に漂白剤を100倍程度に薄めて拭くと消毒になる。

アルミ鍋は、消毒用アルコールを焦げ付きにしみ込ませて直射日光に曝して、しばらく置くと取れやすくなる。

鉄鍋は、空にして、焦げ付いたものがなくなるまで空焼きし、後で、クレンザー(磨き粉)を付けてスチールウールでこすれば取れます。

ホーロー鍋は、鍋が熱いうちにお湯とスプーン一杯の重曹を入れて5分間くらい漬けておき、それからスポンジで洗う。

土鍋は、熱湯を入れアンモニアを少量落として一晩漬けておく。あくる日、スチールウールでこするとよくおちる。

耐熱ガラス鍋は、焦げ付いた鍋がさめないうちに空にしてから熱湯と重曹をひとつまみ入れて、しばらくそのままにして置いて、スポンジでこするとよい。

ジャー(魔法瓶) 外側は洗剤で拭いて、乾拭きする。内側は、卵の殻を砕いて入れ、水を加えてよく振ること。底に付いている水垢は、オキシドールの原液を少量入れて振り、蓋を取ったまま2〜3日置いておくときれいになる。



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