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昭和基地・19広場にて。

                        ↑第40次南極地域観測隊・機械メンバーと。(右端が筆者。)

■What's New

 ・LINエンジニアリングのホームページを開設しました。



ここでは、南極昭和基地において様々な機械設備に採用されたプレハブ配管を紹介しています。

日本南極地域観測隊は、越冬隊員28名・夏隊員34名で組織され、研究観測部門とそれを支える設営部門で構成されています。
(51次隊の例。観測と設営の人員構成比率は、ほぼ6:4です。その他、夏隊同行者<大学院生・交換科学者・報道etc>として10名が参加します。)

基地の建物や施設等は、主として夏期間(12月下旬〜2月中旬)に設営部門の隊員が中心となり、研究者や観測船乗組員の全面的な協力を得て建設されます。

短い工期の中で、たくさんの仕事を一握りのプロと素人の集団でこなさなければならないため、建物にしても設備配管にしてもプレハブ構造や工法が求められます。

天測点から見る発電棟
(右端の赤い建物)



■■■追想/林原勝美

1980年、昭和基地での新しいコ・ジェネレーション設備の建設計画がいよいよ本格化し、エンジンメーカー系列のサービス工事会社に転職してすぐの私が設備設計の一端を担うこととなりました。

当時所属していた会社には設計室なども無く、一人で会議室の片隅にポツンと置かれたドラフターに向かって配管系統図や機器配置図・配管図を描き、手書きの計算書を作成する日々を送りました。
設計・施工ともに協力会社(工事業者)任せだった社風の中で、『柔構造プレハブ配管工法』を全面的に採用した設計を進める姿を、同僚たちから奇異な目で見られたことを今だに覚えています。

あれから早や四半世紀以上が経ちました。
お陰さまで、1983年には第25次日本南極地域観測隊に参加して、新発電棟コ・ジェネレーション設備を自らの手で施工するという貴重な経験をさせていただきました。

また、その後も引き続いて昭和基地の設備改修工事や新設工事の設計・施工を担当させていただき、今日までに様々なプレハブ加工管を手がけて来ました。
南極へは6回(夏隊4回・越冬隊2回)出向き、特に2007年には、観測船「しらせ」最終航海となる第49次日本南極地域観測隊・夏隊に参加し、「しらせ」の処女航海と最終航海を経験する唯一の隊員という栄誉を戴きました。

さらに、2009年には保温材付プレハブ加工管の改良型を開発し、第51次南極地域観測隊に納入することが出来ました。

この場を借りまして、関係者の皆様に厚く御礼を申し上げます。


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