◎マンダレー ●サガインヒル サガンヒル、マンダレーヒルの頂上に行くには、道路事情のため、大型バスからホロ 付小型トラックに乗換える。これが大変、日本製の中古トラックを、積載量を増やすた めに、クッションを代えているので、乗り心地は悪い上、飛ばすので艱難苦行のドライ ブである。 サガンヒルの慰霊碑で、第二次世界大戦で16万人の尊い命が犠牲になられた話を 聞く、先月七回忌を済ませた叔父がインパール作戦から無事帰国したが長い間マラリ アに苦しんでいたことを思い出した。こんな遠い国でのご労苦に、戦争を知らない世 代の私でも非常に胸が痛んだ。
●シュエインビン僧院 シュエインビン僧院は高価なチーク材で見事な彫刻で飾られた木造寺院である。 残念なことに雨風による被害を防ぐためコールタールを塗っている。軒下はチーク 材の素木彫刻であるが、庇が石造の建物並みの少なさのため、風腐がひどく、早 晩コールタールを塗られることになるであろう。 許可を得ればOKであるが、内陣は女人禁制で、女性たちの顰蹙を買う。
コールタール塗装された装飾
●クトドーパゴダ クトドーパゴダには1871年に経典を729枚の大理石に刻む、世界一大きな本 である。その一枚ずつを小パゴダに納めた。これは法舎利を納めた仏塔で、法隆寺に は同じものとして百万塔がある。釈迦の骨、歯、髪、灰などを肉舎利といい、釈迦の 肉舎利も数に限度があるので、釈迦の教えである法を舎利にした。それを法舎利とい います。 ここにはパゴダだけでも730塔もあり、壮観そのものである。グループの一人 の方はパゴダ、パゴダの連続にパゴダ中毒(略してパゴ中)になったと言われていた。
小パゴダに法舎利(世界一大きな経典) を納めていた。
●マンダレーヒル
ミャンマーでは自分の生まれた曜日の神様にお祈りする。私は日曜日なので、カルダー(迦楼羅)にお祈りする。
夕暮れのエーヤワディ川 (旧名イラワジ川)