* 読みと解釈
碧海 洋洋として 眼前に 有り 広々とした海が眼の前にある
へきかい ようようとして がんぜんに あり
無辺 広大 只 呆然 ただ広過ぎて呆然と立ち尽くすのみだ
むへんこうだい ただぼうぜん
水平線遠く 天地を分かつ 水平線は遠く あたかも天地を切ったように分け
すいへいせんとおく てんちをわかつ 隔てている
万化す 風光 波に映じて 鮮かなり 刻々と変わる風と陽光は 波に映って鮮やかで
ばんかす ふうこう なみにえいじてあざやかなり 見るものにとって、飽きることがない。
詩の構造 仄起七言絶句 韻=下平声一先 前 然 鮮