*『 感 慨 』
* 自作「感慨」につい
孔子の説いた人の道。この教えを取り入れた日本の武士道も今の時代忘れ去られたように感じるご時世
また、身近で起きる出来事や報道から感じたことを作詞したもの。
背景の写真は、吉田松陰の松下村塾に行った時に撮影した立て札です
* 読みと解釈
◎参 考
仁
・・愛、慈しみ、思いやりの心、慈悲の心
義
・・人の生きる正しい行い、判断力、恩義、義理
(孟子は、「義とは人の正しい道、もし生と義が両方満たされない場合は、生を捨て義を取るもの」と教えた。)
礼
・・礼節を重んじる、辞譲の心、謙虚に、社会秩序に従い、人を敬うこと
智
・・考え学ぶ力、是非の心、知識や経験を通じた正邪の区別ができる知恵
信
・・信頼、信仰、自分を信じ、人を信じる心。うそをつかない、約束を守ること
忠
・・心の中に偽りがないこと、主君に専心尽くそうとする真心。権力者に忠誠を尽くす。
孝
・・おもいはかること、工夫をめぐらすこと。親孝行すること。親に従う。
悌
・・年長者に敬意をもって背すること。
相手の立場に立って対応することや、社会や人間関係の義理人情は人間として踏み行うべき道だと言える。儒教の徳目である「仁義礼智信忠孝悌」を今の時代忘れ去られているのではないか。これは尋常なことではない。
しかし今日、日本の国民の心や論理は、理想を大きく逸脱して荒れているように見える
真理と善なることと美しさは、何時の時代においても理想であり、またそうありたいと願う希望でもある
しんぜんび とわのきぼう
真善美 永遠の希望
こんにちみんしん じょうりある
今日民心 情理荒る
じんぎひとのみち れいちしん
仁義人の道 礼智信
ちゅうこうていをわする じんじょうならず
忠孝悌を忘る 尋常不ず
詩の構造 平起七言絶句 韻=下平声七陽 望 荒 常