腸造血説とは

現代医学は、血液は骨髄で作られるという「骨髄造血説」が基盤となっており、 再生不良性貧血や白血病等、血液のガンと言われる病気に対しては、骨髄移植が唯一の手段と言われています。 でも、はたしてそうなのでしょうか?

昔、千島博士と森下博士と言われる方が、40年近い歳月を費やした調査・研究の成果として、「腸造血説」を学会に発表されました。
 「腸造血説」とは、食べた食物は胃腸で消化され、最終的に小腸から吸収されますが、 吸収された栄養分はお臍付近のリンパ節の密集した「丹田」と言われる個所で赤血球に変換され、一部が白血球になり、 さらにその一部が細胞に変わる、という説で、細胞は細胞分裂でしか作られないとする骨髄造血説を否定しています。
 「丹」とは赤(血液を指す)で「丹田」とは血液が作られる田んぼのこと。 昔の人はうまいことを言ったものです。
 学会では、現代医学の基盤である「骨髄造血説」を否定するものであるため、直ちに抹殺されてしまったようですが、 いずれの学説でも、未だに血液の発生するメカニズムの確固たる証明は出来ていないと聞いています。

骨髄造血説は、「10日前後食物を与えなかった動物の骨髄を開くと血が存在する」という実験結果が根拠になっているそうですが、 「健康な動物の骨髄には脂肪細胞しか見つからない」、また、なぜ長期間食物を与えなかったのか、など私も信憑性が疑わしいと思っています。 (腸造血説では、骨髄で見つかる血液について、断食等で体内に血液が不足した場合、 蓄えられた脂肪等が再度血液に変換されたものと見ている。)

私たちも以下の理由により「腸造血説」を支持しています。

  1. 人間の祖先である鳥は、肛門付近のファブリキウス嚢というリンパの集中している場所で血液が作られているのが証明されていること。
  2. 骨のない動物や、まだ骨のできてない卵の中にも血液が存在すること。
  3. 再生不良性貧血や白血病と言われた人が、基本臓器を中心とした手当てと血液の元となる「胚芽」や「葉緑素」の摂取で、 快復した多くの事例があること。
  4. 骨髄造血説の根拠が生体から切り取った細胞を試験管等で調べた結果に基づくものであるのに対し、 腸造血説は生きたままの状態で長期間観察した結果に基づくものであること。

神業のような自然治癒力や、乳腺で血液が突然母乳に変わる事実などを考えれば、 腸で吸収された養分が丹田で突然赤血球に変換されたとしても、決して不思議には思えません。
 「食べたものが血となり肉となる」ということを疑う人はまずいないと思います。
 もしも「骨髄造血説」が正しいとしたら、小腸で吸収された栄養分がどうやって骨髄に運ばれるのでしょう。 多分血管を通してとしか考えられないのですが、血液中に血液成分以外の栄養分が含まれていたという話は、 余り聞いたことがありません。
 それより何より、自分が患者の立場なら、他に手立てがあるのなら、 大きなリスクを伴う上に信憑性の疑わしい「骨髄造血説」に基づいた骨髄移植などしたくはありませんよね。 皆様もそう思われませんか?

骨髄造血説と腸造血説の比較表参照)