動物愛護・動物の権利擁護関係の本 (日本語)

 

「子どもたちが動物を救う 101の方法」
イングリット・ニューカーク著 新泉社 1545円

世界最大の動物愛護団体、PETAの設立者、イングリット・ニューカークさんの書かれた本。子供たちに書かれたものですが、おばちゃんの入門書としても、とても役に立ちました。分かりやすいですからね!@ 何が問題で A その裏づけがあって B 解決のためにはどうすべきか、がきっちり書いてありますので、分かりやすいですし、実行もしやすいです。

*普通の本屋さんではなかなか入手できません。ALIVEサイトでの購入をおすすめします。

「動物の解放」 Animal Liberation by Peter Singer
戸田清訳 技術と人間刊 3700円

PETAの設立者、イングリットさんが「動物の権利について1冊読むならこの本を!」というくらい素晴らしい本です。動物は好きだけど、動物の権利って?人間のほうが大切やん?ベジタリアンっていっても植物だって生きてるやん?といったベジタリアンが必ず悩まされる問題の解答がここに! 私も超・オススメです。

*普通の本屋さんではなかなか入手できません。ALIVEサイトでの購入をおすすめします。

「動物の権利」 In Defence of Animals edited by Peter Singer
戸田清訳 技術と人間刊 3700円

これは上述の「動物の開放」のピーター・シンガーさんがまとめた、各界の著名人の論文を集めたもの。実は一部しか読んでいません。

*普通の本屋さんではなかなか入手できません。ALIVEサイトでの購入をおすすめします。

「動物サミット2001」 
浜井千恵/編著 エフエー出版

2001年、TAPS主宰で名古屋で開かれた「動物サミット2001」のすべて。こんなにいろんな人がいろんな形で動物の保護に関わっているんだ、というのを知ると、私も頑張らなくては!と思います。もちろんサミットの内容もよいのですが、各団体の短い説明もありますので、自分にあった団体探しにも役立ちます。

「小さな命を救う人々」 
渡辺 真子 (著)

いろんなところで薦められていたので購入しました。著者の方には失礼かもしれませんが、「動物保護の鉄人!」といった態度ではなく、「一個人だけど、なにかやりたい!どうしたらいいの!」というかんじで、読んでいるうちに、動かされます。

個人としてできることの限界などもあって、なかなか行動に移せない方にはオススメです。私たちと同じように悩んで、迷って、行動して、と「私も頑張ってみるか!」と思わせる本。 こういう本、待っていました。

「捨て犬を救う街」 
渡辺 真子 (著)

同じ著者。同じく好感のもてる本。渡辺さんは個人サイトをお持ちです:
Mako Watanabe's Home Page

*文庫本も出ています!

「動物実験を考える」  
野上ふさ子著 三一新書 850円

ALIVEの代表、野上ふさ子さんの本。こちらも@ 事実 A 裏付け B 個人でできること、が書かれてあります。(もうすぐ10年ぶりに改訂版が出ます)

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「現代の蛮行」  
ハンス・リューシュ著 新泉社(写真集) 530円

ショッキングな写真集です。動物実験がどれだけむごいかが分かります。真実を知りたい方はどうぞ。私は買った日、頑張って見ましたが、とてももう一度みようとは思いません。

*普通の本屋さんではなかなか入手できません。ALIVEサイトでの購入をおすすめします。

「どうぶつたちへのレクイエム」  
児玉小枝 桜桃書房   1,400円(税別)

死を待つだけの犬猫たちの写真集。人間を信じた美しい目をしています。下で紹介するARKの犬猫たちの写真も撮っておられます。

「犬と分かち合う人生」  
エリザベス・オリバー著 晶文社出版  1890円

ARK(アニマル・関西・レフュージ)の設立者、エリザベス・オリバーさんの本。「阪神大震災の犬や猫600匹を救った人!」とあります。オリバーさんの幼少時代から知ることができる貴重な一冊。

*ARKのサイトから購入できます。

「動物の権利 1冊でわかる」
デヴィッド・ドゥグラツィア、戸田清 岩波書店


やっとメジャーな出版社から出た(!?)動物の権利に関する本。動物の権利とはなにか、網羅されています。1冊で分かるようにはなっています。翻訳者はピーター・シンガーの「動物の開放」「動物の権利」も訳された戸田清さん。日本語が難しいデス。「動物の開放」「動物の権利」同様、巻末に参考図書や動物保護団体のリストがあり、ためになります。

「中・高校生のためのやさしい地球温暖化入門」  
後藤則行 あすなろ書房


WWF Japanでオススメされていた本。「地球温暖化」についてはその昔短い論文を書いたことがあるのですが、本のまるパクリだったこともあり、再度入門書をと思い購入しました。いや、それが、難しい!中・高校生は現役だから分かるのでしょうが、化学記号もさっぱり忘れた(というか覚えてもいない)私にはかな〜り難しい本でした。

「ようこそ自然保護の舞台へ」 
WWFジャパン 地人書館

こちらはWWF Japanが編集した本で、実際自然保護をされている方たちの活動報告です。興味深かったのは、東京の方が田舎のダム建設に反対し、田舎の人たちに「あんたたちは都会で何不自由してなくて、どうして田舎の人間は環境破壊とか言われて快適な生活をさせてもらえないのか」と反論されたという実際的なお話です。ダムを作るとどういう作用が起こるなど具体的な説明を重ねて、地元の方にも分かってもらい、ダム建設中止になったということです。動物保護や自然保護について、具体的にどんな活動があるのか、現場が垣間見れます。
「野生動物問題」 
羽山 伸一 地人書館

動物愛護団体おすすめの本。日本の野生動物についての本で、麻布サル、大阪のペットショップのオランウータン、その他台湾リスや鹿について書かれています。日本の動物に関する法律などにも触れられていて、勉強になります。あまり野生動物との接点がない私たちに、なぜ野生動物保護が大切かを教えてくれます。

「良い父親、悪い父親」
ジェフリー・M・マッソン 河出書房新社

これは「プレーリードッグ」で検索して購入した本です。
(ホラ、一番上にうっすらプレの絵が...!)

ということで、プレーリードッグしか読んでいません...。 

「ゾウがすすり泣くとき―動物たちの豊かな感情世界」
ジェフリー・M・マッソン 河出書房新社

全米が感動したという名作。ですが、翻訳がちょっとカタく、読みにくいです。
でも著者の動物に対する愛情はしっかり伝わってきます。 が、野生動物と分かり合えると思うな、という現実的な逸話もあり、動物を擬人化した動物大好き本ではありません。

動物の感情について日本語で書かれた本はあまりないと思いますので(犬猫を除く)、いかがでしょうか。

「動物のお医者さん」 (全8巻)
佐々木倫子 白泉社文庫

このページを読んでくださっている方で、この漫画を知らない人はいないでしょう。私、遅ればせながらやっと読み始めたところです。「動物の権利」の翻訳者、戸田清さんオススメです。

ん〜、どうでしょうか。動物の勉強になるかな、と思った私が悪いんです、ハイ。



これらの本はほとんど、動物愛護団体のおすすめライブラリーから選びました。それぞれのサイトからも購入できますので、是非チェックしてくださいね。

とくにおすすめ本の数の多いサイトがTAPSです。何か本読みたいな〜というときに参考になりますので、一度ご覧ください!