泥棒が教える空き巣対策

 プロの泥棒が、自己の経験を通じて侵入盗対策を示した書物を見つけましたので、以下に紹介します。
田岡源紹著「盗み方の全て〜泥棒マニュアル〜」より引用

空き巣に入られないための注意事項

  1. 留守にするときは、鍵を郵便、新聞、牛乳受けの中に隠さない。
  2. 常日頃から、隣の人とは仲良くしておく。
  3. 電気メーターが外部から見えるところにある家は、電気を点けておく。針の動きで留守か在宅か判断する泥棒もいる。
  4. 二、三日続けて留守をするときは、隣家に頼んで、郵便、新聞、牛乳などは抜いてもらうとよい。
  5. テレビを点けて、ボリュームを少し大きくしておくと、人が居るな、と諦める。
  6. 縁側のカーテンは必ず開けておく。閉めると、留守であることを証明しているも同じ。
  7. 便所や浴場の窓には、鉄格子か桟を取り付けると、かなり効果がある。
  8. 警備会社と契約する。金銭的な余裕がない場合は、警備会社の加入を示す鷲の絵のマークを買って、玄関と裏口に張っておく。
  9. 犬を飼うのもいいが、玄関につなげば裏から侵入される。その反対もあるので一匹では効果なし。できれば二匹飼って裏と玄関につなぐ。
  10. 玄関、裏口、縁側、浴場、便所、台所の戸や窓を開けるとベルが鳴り響くように、ベルを取りつけておけば警備会社に加入するより効果があるし、盗難を防ぐには一番よい。
  11. 縁側のガラスは少し高くつくが、硬化ガラスにするべし。これだとバール、オノ、バット、石の大きなもの、などで叩き割るしか方法がなく、山の中の一軒家でなければ効果あり。
  12. 『猛犬注意』という泥棒に心理的脅威を与えようとする、この手の張り紙は、愚の骨頂。本当に猛犬を飼っていればその必要はないのであり、藪を突いて蛇を出すの結果となる。
  13. 裏側が山とか、塀を巡らせている家は特に注意すべし。いったん、それらの遮蔽物の中に入ってしまえば、他人の目がないので泥棒にとっては有利な条件となる。
  14. 防犯テレビを玄関と裏口に取り付けておく。本物でなくとも模造品で充分。空き巣犯は、強盗のように顔を隠していないから、防犯テレビを発見したとたん、これは危ないぞ、と敬遠することになる。

空き巣や忍びに入られたときの注意事項

  1. 台所の引き出しか、テーブルの上に、二,三千円の捨て金を用意しておく。家に侵入して一銭の金もなければ、腹を立てて、テレビやステレオなどの高価な品物を叩き壊す泥棒もいるから、それを防ぐための対策である。
  2. 在宅しているときに、空き巣が侵入してきたときは、悲鳴をあげたり詰問したりせず、顔をそらして黙っていることである。騒がれると、うろたえた泥棒が居直り強盗に急変することがあり、状況によっては、大切な命まで奪われることになりかねない。
  3. 居直り強盗に金を要求されたら、あるだけの金を渡して「警察には届けないから、これで勘弁して頂戴」と、相手を懐柔するのもよい手段であろう。
  4. 女性の場合、侵入してきた空き巣に身体を要求されたら、無念であろうが、騒いだり抵抗したりせずにおとなしく従い(そのとき、自分で衣類を脱いだりすると、和姦になるからそのような動作は一切しないこと)、相手の人相風体を脳裏に刻み込んで、後で警察に届ければよい。下手に騒ぐと、怪我をしたり命まで奪われることになる。
  5. 夜間、泥棒が入ったことに気付いても、近くで物色しているときは、眠ったふりをして騒がないことである。最近は外国人の犯罪者も多く、刃物や拳銃で武装している者もいるので要注意だ。財産はいくらあっても、あの世には持って行けないのだから・・・。

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