eoさんの旅ノート
スイスの旅 その2 ツィナール 2泊 ゴルナーグラード アッペンツェル 3泊 アローザ 3泊 ここ ヴェルビエ
 
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 ダヴォス

7月7日

 ホテルの送迎車で送ってもらって、アローザ駅朝8時45分発の列車に乗った。この後は、クール (Chur) 、サメダン (Samedan) を経由、ポントレジーナ (Pontresina) に着いたのがちょうど昼頃。ポントレジーナ12時8分発のレーティッシュ鉄道ベルニナ線でポスキアーヴォ (Poschiavo) まで行った。乗ったのは、いわゆる"ベルニナ急行"ではなく、通常の鈍行列車。
 ここポスキアーヴォまで来たのは、確実にトロッコ車に乗るためである。トロッコ車がどの列車に連結されているか等をきっちり調べたのは、ツレアイの趣味の範囲内である。
 14時23分ポスキアーヴォ発のトロッコ列車に乗り、再びベルニナ線を通り、ポントレジーナに戻った。

   ベルニナ線は世界遺産でもあり超有名で、ベルニナ線の写真等はどこででも見られるだろうから、ここでは写真4枚だけを掲載します。

ベルニナ
パリュ氷河
いつ見ても素晴らしい

 

  →
ラーゴ・ビアンコ(白湖)をゆく列車

ベルニナ
ベルニナ
スイスらしい景観
山はピッツ・ベルニナ等

 

  →
モンテラッチ氷河が見えてきた

ベルニナ
 ポントレジーナ16時2分発で、サメダン、フィリズール (Filisur) を経て、17時28分にダヴォス・プラッツ (Davos Platz) に到着。
 宿泊するホテルは Sunstar Alpine Hotel Davos。ここで3泊する予定。
 客室のバルコニーからいい景観が見えて Good !

7月8日

ダヴォス

 

 ここダヴォスは、世界経済フォーラムの年次総会が毎年開催される国際都市であり、 中心部にはビルが多く建っている。
 いかにも都会的な雰囲気を感じさせる街だ。

 朝8時半頃、ダヴォス・プラッツからダヴォス・グラリス (Davos Glaris) まで列車で行き、ゴンドラでリナーホルン (Rinerhorn) へ上がったのだが、しかし、空がかすんでいて展望もそれほど良くなかったので、短時間で、ゴンドラで下りた。

  ダヴォス・グラリスに戻り、再び列車で クロスターズドルフ (Klosters Dorf) へ行き、そこからゴンドラでマドリサ (Madrisa 1887m) へ上がったのだが、なんと、ゴンドラ乗り場付近が工事中。今、夏季の間に、客の多い冬季のスキーシーズンにむけて工事をしているのだろう。あまり楽しくない雰囲気なので、すぐに、またゴンドラで下りた。(ホテルのサービスで貰った「ロープウェー等無料券」があるから、何度でも気軽にゴンドラやロープウェーが利用できるのは、いいですね)

ダヴォス  

  クロスターズドルフ (Klosters Dorf) から クロスターズ・プラッツ (Klosters Platz) までの移動は列車で一駅。

  クロスターズ・プラッツ からゴチュナグラート (Gotschnagrat 2285m) までロープウェーで上がった。

 ここからワイスフルーヨッホ (Weissfluhjoch) に向けてハイキングする。
ダヴォス  

 

 ハイキング道はそれなりに整備されている。

 天気も良くなってきたようだ。
 展望も良いし、いい気分。

ここでも、花は美しく咲いていた。
ダヴォス ダヴォス

ダヴォス  

 

  下に見える湖は ダヴォス湖 かな?

  もうずい分歩いたと思うのだが、
  ロープウェー乗り場はまだ見えな〜い。

 ワイスフルーヨッホ (Weissfluhjoch) に真直ぐ向かうのは上り道なので、下り道になるミテルスタティオン (Mittelstation )へ行き、そこからケーブルカーでヴァイスフルーヨッホへ行き、そこからロープウェーでヴァイスフルーギプフェル (Weissfluhgipfel) まで上がった。

 ワイスフルーギプフェル 展望台からの展望
ダヴォス

 午後4時半頃、ロープウェー、ケーブルカー (Parsennbahn) を乗り継いで、ダヴォスドルフ Davos Dorf まで降り、バス停名 Parsennbahn からバスに乗ってダヴォス・プラッツ (Davos Platz) へ戻った。

7月9日

 今日は、ヤコブスホルン (Jakobshorn 2590m) までロープウェーで行き、そこからセルティグ・サンド (Sertig Sand) までハイキングする予定。朝9時頃、ダヴォス・プラッツ 駅前のロープウェーに乗り、9時20分頃にはヤコブスホルンに着いた。

ダヴォス  

 どんよりとした天気で、雲が多い。

 天気が少しでも回復すればいいのだが。
ダヴォス

 ハイキング道は特に整備されてはいない。整備されていなくても、人が歩いたと思われる道を歩けばいいわけだ、と軽く考えた。

 しかし、なんとなくさびしい。
  ハイカーが少ないような気がする。
 歩いているうちに分かってきた。
 ここのハイキング道は恐ろしいのだ。「恐ろしい」とは、例えば怪物がいる、というような意味ではない。
 このハイキング道は、実は、バイク・ハイカー(自転車ハイカー)の天国だったのだ。
 山の稜線をゆく、整備されていない、細い1本の道を、私達のような徒歩でのハイカーとバイク・ハイカーとが共同使用する、そういう道なのである。
 整備されていないハイキング道とはこういう道である。このハイキングコースのほぼ1/2がこんな道。残りの1/2は、ゴツゴツした岩が続いている、もっと荒れた道である。↓
ダヴォス  

 私達のような徒歩ハイカーにとっても、歩きやすい道ではないし、バイク・ハイカーの場合、ある程度のスピードを出さないと自転車はこんな道は走れない。
 岩だらけの道であれば、岩を足場にして岩から岩へ飛ぶように進むか……又は、自転車から降りて自転車を押して…いや、岩だらけの道は押せないので自転車を肩に担いで…進む、しかない。
 大半のバイク・ハイカーは前者、つまり、岩から岩へ飛ぶ。見ていて、ちょっと、カッコいいですよ。

 しかし、その同じ道を歩く徒歩ハイカーには、たまったものではない。自転車に跳ね飛ばされないか、怖いのだ。
「この道は徒歩ハイカー優先である」という意味の看板がどこかにあった。バイク・ハイカーも当然、徒歩ハイカーには注意している。私達を追い越す時には殆ど必ず「サンキュウ」とか「ダンケ(ドイツ語の、ありがとう)」とか「メルシ(フランス語の、ありがとう)」とか「グラーチェ(イタリア語の、ありがとう)」とか、1度だけだったが「(日本語の)ありがと」等とか言って、通り過ぎていった。彼等、大半が団体で、5〜6人から、多い時は、10数人。1人だけのこともあった。
 雪の無い時期はいつも、ここがバイク・ハイカーの天国になるのがどうかは、私達は知らない。ただ、彼らの自転車さばき?のウマサを考えると、マウンテン・バイクのレースの練習場になっているのではないか、という気もする。
 いずれにしても、徒歩ハイカーから見ると怖いし、危険なことには違いない。
 後ろからバイク・ハイカーが迫っていないか、何度も何度も後ろを振り返って確認しながら、私達はハイキング道を歩いた。景観を楽しむ余裕はほとんど無かったのだ。

 花はここでも美しかった。ハイキングの景観写真は無いので、花の写真でも見て下さい。

ダヴォス ダヴォス ダヴォス
ダヴォス ダヴォス ダヴォス
ダヴォス  

 

 セルティグ・サンド (Sertig Sand) まで下りてきて、

    やれやれ。

 

 ここからバスでダヴォス・プラッツ へ戻った。

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