結城合戦その前後
あらすじ
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足利持氏の遺子、春王丸と安王丸の兄弟愛をベースに、結城合戦で処刑された彼らがもし生きていたら、(父の念願だった幕府を乗っ取れたら、)そんな妄想の産物です。年代は室町中期、永享の乱(1438)〜嘉吉の変(1441)くらいまで。
(追記)歴代妄想も加わり、範囲が南北朝〜応仁の乱くらいまでになりました。

学校の選択科目(世界史or日本史)で日本史をとりまして、受験勉強の参考に『小学館の少年少女の日本の歴史』という漫画を読んだ時に、ほんの2ページしか登場しない春安兄弟に激しく感動&妄想したのがはじまり。殺されたのは事実…その時点で逸脱してるんですが、なるべく史実に基づこうと、図書館にある参考文献も読み込んだりしました。もはや受験のためじゃない。
趣味で読みあさってるうちに歴代の室町将軍&鎌倉公方に萌えだしてしまい、しまいには周りの武将や庶子まで手を出して収集つかないことになってます。

らくがき
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春安 ・幕府 ・室町VS鎌倉 ・らくがき ・日記ログ

あだな
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■主役
春王丸→春、春王
安王丸→安、安王 ※春王+安王→春安
足利持氏→もっちー
足利義教→ノリリン 持氏「還俗将軍」
上杉憲実→ノリザネー
満済→まんさいさま

■脇役
赤松貞村→伊豆(伊豆守)
赤松満祐→みっちゃん
結城氏朝→うじうじ
賢王丸(足利義久)→賢ちゃん
永寿王(足利成氏)→永寿、しげG

■室町将軍
室町0 貞氏→サダG
室町1 尊氏→タカ
室町2 義詮→アキラ
室町3 義満→よしミッチー
室町4 義持→よしモッチー
室町5 義量→かずかず
室町6 義教→ノリリン
室町7 義勝→かっちゃん
室町8 義政→まさくん

■鎌倉公方
鎌倉1 基氏→モト
鎌倉2 氏満→うじみぃ
鎌倉3 満兼→みーかね
鎌倉4 持氏→もっちー
鎌倉5 成氏→しげG ※永寿王


■関東管領
関管(1) 上杉憲顕→ノリアッキー
関管(2) 上杉憲春→ノリハル、ハル
関管(3) 上杉禅秀→ゼンシュー、ゼン
関管(4) 上杉憲実→ノリザネー

登場人物
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※史実=青字。それ以外は全部管理人の捏造です。灰色は仮設定/台詞。
=春安側 =幕府側 =中立

春王丸 はるおうまる

1429?-1441
足利持氏の次男。弟思い。父の影響を受けて、幕府(将軍)への反発が強い。結城合戦の敗北で安王と生き別れ、八葉に助けられる。安王を将軍にしたいと思っている。←結城合戦での教書が安王の署名だったのがそれっぽいかなと。村雨(南総里見八犬伝に出てくる妖刀)愛用。目的のためなら手段は選ばず、徐々に残酷な行為にも慣れてしまう。

安王丸 やすおうまる

-1441
持氏の三男。兄思い。病弱。結城合戦後、京に護送され嘉吉の変まで生け捕りにされる。戦や虜の悪環境が続き、体の成長が止まってしまう。本人は無自覚だが霊媒体質である。ただひたすら兄を信じ従うが、安王の望みは安穏な日々であり、幕府に固執する春王を思いとどまらせたがっている。
「お願いです、兄上、もうどこにも行かないで 僕をおいていかないで」

八葉 やつは

美濃の垂井に暮らす農民。郎党の頭。二刀流。血書の願文を持っていた春王を助け、嘉吉の変まで春安兄弟を隠し田で養うなど、なにかと世話をしてくれる。しかしその真意はわからない。※オリキャラ(誰か当てはめるかも)

足利持氏 あしかがもちうじ

1398-1439/在位1409-1439
賢王丸(義久)・春王丸・安王丸・永寿王丸(成氏)の父。4代鎌倉公方。将軍の地位に強い執着があり、「還俗将軍」義教とは犬猿の仲。粗野で乱暴な性格だが、豪胆で器の広い物腰は大将としての素質ともいえる。永享の乱で賢王丸と共に自害する。己の側近でありながら幕府とも精通している憲実に辛く当たるが本心では頼りにしている。

上杉憲実 うえすぎのりざね

1410?-1466?
鎌倉公方を補佐する関東管領で、持氏の側近。将軍・義教を嫌う持氏に対して憲実は幕府との友好的な関係を望んでいた。鎌倉(持氏)と幕府(義教)の間で板挟み状態になり、ついに永享の乱では幕府側につく。平和主義者というか、戦嫌いの教養人。持氏のことを憎みきれなかったし、義教や満済のことを信じきることもできなかった。
「私は罪人です。生きているのも許されない。どうして幸せなど望めましょう」

足利義教 あしかがよしのり

1394-1441/在位1428-1441
室町幕府6代将軍。先代義持が没したとき、次代将軍をクジ引きで決めることとなった。当たったのは義円。還俗をした義円は義教と名を改め(詳しくは義円→義宣→義教の順に。)歴代最高の恐怖政治をしいた。女嫌いの男色家(相手:貞村、音阿弥など)。人間不信で、他人への処罰は身分を問わず容赦がない。ただ満済には勝てない。鎌倉公方・持氏攻略で関東管領・憲実を仲間に入れたが、持氏を偲ぶ憲実に内心嫌悪する。
「私を俗世に戻したことを、皆はいずれ後悔する。その時では遅いのだぞ」

満済 まんさい

1378-1435
黒衣の宰相・三宝院の満済。義満・義持・義教と歴代将軍に仕え、最高賢者として幕府に貢献する。常に飄々とした笑顔で本性を隠している、喰えない人物。義教の独裁政治も積極的に加担。幕府にとって邪魔な氏族は排除し、復讐の合戦も策謀+祈祷でねじ伏せる。が、春安の存在を故意に見逃すなど不可解な言動有。義教を還俗させたくじ引きも満済の仕組んだ不正の可能性があるという。彼の異名の「黒衣」は僧職の他に黒幕という意も含まれる。4代目義持の遺言を受け取った唯一の人。

赤松貞村 あかまつさだむら

1393-1447
義教の寵臣。満祐の甥。もともと童顔な顔に化粧をしているので見た目は少女のよう。※歳は義教より年上。今でいう整形とかそっち形の魔法・呪術(生き血とか)使いまくっていつまでも子供の姿を保っている。性格は小悪魔。花の御所に幽閉された安王と、少しの間だけ友達になる。好きな人にはMだけどその他にはドS。義教の恐怖政治も笑って楽しんでいる。
「僕のこといじめるの?義教さまが怒るよ?」

赤松満祐 あかまつみつすけ

1381-1441
播磨守護。4代目義持の時代から将軍に忠誠を誓ってきたが、義教に虐げられ苦汁の日々を送る。また義教の寵愛を受けている甥・貞村に領地を奪われそうになり、京の噂でも疑心暗鬼に陥り、嘉吉の変をおこして義教を暗殺した。その後すぐに討伐されるが、生存説があったりなかったり。結城合戦の折、結城から援助を求められるが、悩んだ末それを拒絶する。(もし引き受けていたら、鎌倉は幕府に勝利したかもしれない。)