13 予算はいくら
(バリ島ウブドトラブル編)?           
熱帯植物が道を覆うように生えてるよ。空気があまいんだ。

さて、早朝5時くらいから一番鶏があなたを起こしてくれます。
一匹の鶏が鳴き始めるとそれに共鳴するのか、
どんどん連鎖的に鳴き始めてしばらくすると、
鶏の大合唱になります。
ウブドでは目覚し時計は要りませんね(^^)

朝ごはんは、ロスメンの前においてある竹のいすに座っていると、
宿の人がやってきて食べるか?って聞いてきます。
MAKAN!「マカン」(食べるで〜!)”って言ってみましょう。
しばらくするとお盆にトースト&バタージャム、エッグ、フルーツサラダ、
バリコーヒーなどの朝ごはんがやってきます。
ニョマンホームステイは毎朝違うメニューで、
バリ人の朝ごはんなんかも出てくるときがありました。
フルーツも毎日メニューが変わります。
毎朝近くのウブド市場(パサール)に若奥さんのワヤンさんが買い出しに行ってます。
SILAKAN!「シラカン」(どうぞ〜!)”って言われたらおいしく食べちゃいましょう。
ちなみにここの宿は英語はOKです。
そして、一緒に住んでいて、ウブドの高級リゾートのフロントで働いているヤスさんは日本語も話せます。

目の前の緑深い庭には家で飼っているニワトリたちが、お供えの米を食べています。
ワヤンさんが部屋の横にある神棚に毎日お祈りとお供えを持ってきます。
こんな毎日の風景を楽しみながら、ゆっくりと食後のコーヒーを飲んでください。

さて、村をぶらぶら歩きましょう。狭いようで広いです。
レンタルバイクやレンタルサイクルがありますから、
少し遠くまでいかれる方は借りるとよいと思います。
僕は
ベモ(乗合バス)を使っていたので、借りたことはありませんが、
一日借りて、サイクルで10000ルピア(140円)、
バイクで30000ルピア(420円)くらい
と聞いています。
1週間とか2週間で借りるとディスカウントができますよ。
ここでは何事も交渉でどんどん安くなります。

ベモの場合、
ウブド周辺なら500-1000ルピア(7-14円)です。
特に値段が決まってるわけでもなく、
同じ距離でも地元の人でもまちまちに払ってます。
工芸の村マスまでも1000ルピアくらいです。
ここで注意しないといけないのは、
値段を聞いてはだめです!
かならず高い値段で言われます。
恐らくマスまで4000ルピアくらいに吹っかけられます。
とりあえず1000ルピアくらい払って、

文句を言われるようなら500づつ増やしていくと言う工夫
も必要です。
インドネシア人でも別の島からきた人は同じように吹っかけられてます。
相場は宿の人に聞いておきましょう。
そして、お客が自分達だけになるといきなりタクシーに早変わり!ぼられます。
なので混んでるベモに乗るのも安く上げる秘訣です。

慣れると快適なベモですが、言葉(少なくとも簡単な英語)が話せないと
少し辛いかもしれません。
乗り方は、まず
色で行き先を判断
ベモの前と後ろのガラスに黄色い文字で行き先、経由地が書いてありますが
文字が剥げたりしているので、見つらいときがあります。
乗り場はプリサレン(ウブド王宮)前のパサールです。
ただ、パサールの前にいるベモはなかなか出発しないので、
そこからプリアタンのほうに少し歩いて
流しのベモを拾うといいでしょう。手を斜め下に降ろして、
指先を軽くくいくいっと動かす
のが合図です。
で、運ちゃんと目を合わせ(^^)止めます。

ベモはどこでも止まるし、どこでも降りられます。
で、止まったら(この場合マスに行くことにしましょう)、
ベモ・イニ・パルギ・ク・マス?」(このベモはマスにいくんか?)
「(大概はうなづくだけ)」
そしたらおもむろに乗り込みましょう。バスはプリアタンの交差点を右に曲がり、
プリアタンのメインどおりを下っていきます。
なお、プリアタンまでは
500ルピア(最低金額)です。
ベモはマスに近づくと、木彫りの工房がドンドン増えてきます。
あ、いいなって思えるような店が出てきたら、
「ストッ、パッ!」(おっちゃん、とめて!)
これで止まります。STOP、PAK!と言うことで、
PAKは男性への敬称です。
英語のSIR(サー)です。
お金は下りてから渡しましょう。地元の人と一緒に渡すと効果的。
ぼられることはないでしょう。
もし、足りないと不服そうに言われたら、
あげても良いなって思えば500ルピア追加してください。
1000でいいと思えばそのままぱっと渡したら歩き始めてください。
ほんとに足りない場合は後から追っかけてきます。
そのまま行ってしまったら、それが相場。


ここで僕が受けた
トラブルをご紹介します。
アートマーケットからウブドに帰る時です。
行くときは2000ルピアでした。
帰るときに拾ったベモに例のようにウブドに行くかを確認。
行くとの事だったので乗りました。
で、夕方近くだったのもあって
(ベモは日が暮れると営業終了。6pmくらいにはなくなってます。)
お客が少なかったんですね。
で、案の定
マスあたりで、僕たちだけになりました。
そしたら、運ちゃんがベモを止めて話し掛けてきました。

「Do you go to Ubud?」(お前らウブドにいくんか?)
[Yeah」(そうやで)
「This bus stops at Mas」(マスで終点やねん)
「???」(は????)
「How much?」(なんぼ払う?)
「2000」(2000ルピア)
「ha!ha!ha!(少し嘲るように)」(冗談やろ?)
「No,no.I asked you whether this bus would go to Ubud.And you said "Yes"」
(いやいや、俺はあんたにウブドに行くか聞いたやろ。行くゆうとったやんけ。)
「2000?short.4000!!」(2000ルピアじゃ足りんなぁ。4000ルピアやな。」
「OK!WE GET OFF.BUT WE DON’T PAY!!」
(止めろ!俺らは降りる。でも金は払わんからな。)

ということで、さくって金を払わずに降りました。
さすがに運ちゃんの顔色が変わりました。
僕たちは降りるとどんどん歩いていって、200Mくらいかな。そこで止まりました。
しばらくすると、運ちゃんが車を運転して
血相を変えてやってきます。
バトルか?と僕の体が興奮してきました(^^)

「You don't pay money?」(お前は金を払わんつもりか?)
「・・・ok,I pay 1000」(わかった、1000ルピア払う)

アートマーケットからマスまでの相場は1000ルピアなので、
それだけを払うと運ちゃんはウブドに向かって走り去りました。
「・・・なんや・・ウブド行きよるやんけ・・ぼりたかったんやな、おっさん・・」
そして、次にきた
お客いっぱいのベモにのってウブドまで帰りました。1000ルピア

教訓:人が少ないベモ、夕方のベモには要注意!

PHOTO:インドネシア バリ島 ウブド ネカ美術館への道 1000ルピア=14円
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