YUTAのモスクワ留学はちゃめちゃ通信
2003年5月
 5月の連休を利用して1泊2日の旅行に行ってきました。行き先は観光地として有名なウラジーミル、スズダリへバスで行ってきました。この旅行は大学の掲示板に申込者募集の掲示が貼っていて、大学の学生ならお金を払えば誰でも参加できるというものでした。僕が参加した理由は色々な国の人達と知り合いになりたい為に申し込みました。

ですが、実際今回の旅行に参加したのはイタリアの、それもみんな同じミラノの大学の人達と僕を含めた日本人5人と何故かうちの大学の学生ではないロシア人の母と息子の2人でした。息子は僕と年齢がほとんど同じの21才でした。全部で40人くらいでした。僕は様々な国の学生が参加して来るのだろうとばかり思っていたのですこし残念でした。今回の旅行はなんかイタリア人の修学旅行に日本人が数人まぎれこんでるみたいな変な感じでした。

 スズダリ、ウラジーミルとも都会のモスクワみたくごみごみしていなく、人も皆親切でした。ウラジーミルはモスクワから北東におよそ190kmの所にあります。

 ここの町でお勧めなのは町の西方にある黄金の門というので、この門は12世紀に作られ、凱旋門的な役割を果たしていたらしいです。
 他にウスペンスキー大聖堂もお勧めでしたよ。ウラジーミルのホテルで1泊して、2日目のスズダリという町はロシアの古都であり、町そのものが博物館という感じでした。
 スズダリの地で特に興味深かったのが、古い教会の中にある壁画のようなものに日本人の絵が描かれていたことでした。
 理由は何故かわかりませんが、日本とロシアの関わりが深いことを改めて感じました。
 初めはイタリア人ばかりで少し残念でしたが、徐々に仲良くなり、最後はお決まりのサッカー話で盛り上がりました。
 また何故か学生でもないのに参加していたロシア人の親子とは特に仲良くなり、お母さんもとても親切にしてくれました。結果的にはとても充実した研修となりました。
 あと4日には元クラスメートの女の子の家に僕も含めチリ、韓国人の友達と一緒に招待され、一緒にボーリングをして、僕が誕生日というのを知っていてくれていたので、お母さんがパイケーキを焼いてくれ誕生日パーティーを開いてくれました。
 最後には誕生日プレゼントまで頂きました。まさかロシアで誕生日会を開いていただけるなんて僕は
ほんと幸せ者です!!

5月10日にホテルアリョーノク横のグラウンドでサッカーの試合がありました。1年に1回の結構大きな大会らしく参加国はロシア、日本、中国、韓国A、B、カメルーン、ユーゴスラビア、トルコでした。知り合いの人の紹介で僕もサッカーチームに入ることになり、この試合に日本チームの一員として僕も出場することになりました。

 この大会は2週に分けて行われ、先週の試合で日本は全敗して今日の試合は韓国Bとのビリ決定戦でした。初めは日本がリードしていたのですが終了間際に2対2の同点に追いつかれ、ロスタイムでも決着が着かず、PK戦で決着を着けることになり、辛くもPKで日本が勝利しました。これでこの大会で初勝利が出来ました。

久しぶりにとてもいい汗をかきました。その後は祝勝会ホテルアリョーノクの中にあるレストランでみんなで飲み会をしました。飲み会では選手と応援の人を含め、総勢20人ほど日本人がいたので、ここは日本かと錯覚するくらいでした。試合はもう当分ないのですが練習試合や練習は週1であるので僕も頑張ってサッカーを上手くなります

次の日はサッカーの体の疲れも癒えぬまま、前に知り合いになった龍谷大に留学していたロシア人の女の人と遊びました。最初に最近出来たばかりのきれいな駅のバラビョ−ヴィゴーリ駅で降りてバラビョ−ヴィ丘に登りました。ここから見える景色はとてもきれいでした。近くをモスクワ川が流れているので、モスコヴィッチ達は川沿いで本を読んだりしてくつろいでいました。その後、彼女の友達の家に招待されて御飯を御馳走になりました。ロシア人の家に入ったのは初めてだったのでとても興味深かったです。友達の家はアパートで、中にあるエレベーターが自分でドアを閉めて動かす方法の手動式には驚きました。

食事が終わった後、彼女の友達は写真を撮るのが趣味らしく、今までに撮った写真を見せてもらいました。

 その後、近所を散歩しようということになり、近くにあるノヴォデヴィッチ修道院にいきました。ここは有名な人のお墓が沢山あるらしく僕もいくつか見ました。中も公園みたいにきれいになっていて、みんな各々に自分の時間を楽しんでいました
 14日の晩に1階のカフェにいたら、なぜか挨拶程度しかしたことがない「武蔵」の市川新之助にそっくりな中国人のクゥワンに明日一緒に劇を見に行こうと誘われました。それもお金は要らないからと言われました。誘われた時は彼の名前さえ知らないほどの浅い仲でした。ほとんど話したこともないのに、なぜなんだろうかと思ったら、彼の友達のロシア人の女の子日本語の勉強をしているらしく、日本人に会いたいと言っているかららしいです。僕は相変わらずのノリで行くことにしました。
 劇場に向かう近くの駅で僕達に会いたいといっていた日本語を勉強しているロシア人の女の子と待ち合わせました。彼女はとても日本語が上手でした。彼女を含め、一緒に劇場へ向かうと、そこは劇場ではなく演劇を学ぶ為の学校で、劇はそこの学生の定期演劇会みたいなのでした。だからお金が要らないのも納得できました。場所はボリショイ劇場のすぐ傍でした。
 この演劇学校はロシアで最も古い演劇学校だと今日待ち合わせたロシア人の女の子から教えてもらいました。劇の内容は全てロシア語でしたが、学生の劇とは思えないほど、かなり本格的でとても面白かったです。
お金を払わない劇の分、僕らのような外国人はロシア人の人に招待でもされない限り、今回のような学生が行う演劇なんて滅多に見る機会がないと思うのでかなりラッキーだと思います!!
 劇には
ユーリナザーロフというロシアで有名な女優の娘さんも出ていました。
大学近くに最近出来た仮設遊園地です。
僕の部屋から見える景色です。
 僕達が劇を見ていた演劇学校の近くには「赤の広場」があるのですが僕達が演劇を見ていた同じ時間帯に日本でもニュースで放送されたTATYの撮影がやっていたらしいです。
すぐ近くにいたにもかかわらず、残念ながらその時はTATYに気付かず、次の日インターネットで知りました。かなり残念です。
 TATYあの事件以来日本で2万枚近く注文あったらしいです。
モスクワで売っているTATY(tAtU)のノートです。
 日本のノートより一回り小さくて、中身が線じゃなく碁盤の目になってます。ロシアのノートは全て碁盤の目なんで。

 22日は大学側が計画したロシア版の学校遠足?みたいなのがあり、うちの大学の学生達が集まってのモスクワ川のクルージングをしました。

 

 船の上には様々な国の学生が乗っており、みんな互いに記念撮影をしたり会話をしたりしました。

 普段クラスが違うのであまり話さなかった人達ともこれを機会に仲良くなりました。
 クルージングは1時間ほどで終わり、その後、僕ともう一人の日本人、韓国人の男2人、ベトナム、タイの女の子2人ずつ、中国人の女の子1人とで、ゴーリキー公園というモスクワにある遊園地に行きました。

 入場料は40ルーブル(約160円)と安かったのですがジェットコースター等の乗り物代はほとんど200ルーブル(800円)と日本とほとんど値段が変わらないわりには全然おもしろそうではなかったので、結局僕達は50ルーブル(約200円)の観覧車にのみ乗って帰りました。モスクワの遊園地は値段も高いし、内容もあまり良くないので、あまりお勧めできませんね。

 25日はモスクワの動物園に行きました。入場料は70ルーブル(約280円)と聞いていたのですが、ロシアの大学に通っている学生は入場料無料で、遊園地内に入っての各アトラクションも無料か半額以下の割引が出来ました。
 動物園はロシアの学生にはかなりお得です!!園内にはキリン、熊、サルなど日本の動物園とほぼ変わりませんでした。
 ですが僕が驚いたのは日本だと動物と人間との距離を檻などである程度しきるのに対し、モスクワの遊園地は人間と動物の距離がかなり近く、手で触れる距離でした。

 馬や鳥とかならまだしも熊みたいな動物でさえ下手したら食われるんじゃないんじゃないかと思うくらいの至近距離でした。

 ロシアの学生(留学生を含め)動物園入場料がタダなので是非お勧めしたい場所です。

 モスクワは冬は寒いから夏は涼しいんだろうと思っている人がほとんどだと思いますが、実際は全く違っており、この時期でさえ気温はかなり高く、とても暑いです。
 夏は30度を越えるらしいです。それに夜10時を過ぎでも外は暗くならず、時計を見ないと今何時かわからないくらいです。
 ロシアはなかなか日が沈まなく夏は夜11時過ぎまで明るいそうです。ちなみにこの写真は夜10時過ぎの画像です。かなり明るいです。
もっと深く知りたい方の為に!

Dvesti Po Vstrechiy

t.A.T.u.の意味
―オール・ザ・シングス・シー・セッド
 ロシアのお騒がせ娘たちt.A.T.u.が本国ロシアで、01年に発表した正真正銘のデビュー・アルバム。ロシアでは120万枚の大ヒットを記録したそうだ。トレヴァー・ホーンがプロデュースしたワールドワイド・デビュー盤に比べると、音は全然チープなんだけれど、そのチープな音色とロシア語のアグレッシヴなアクセントと言うか、語感があいまって、こちらの方が断然、過激と言うか、刺激的。暴走する十代の刹那さかげんが、よく表れていて、大人たちが彼女たちに注目した理由がよくわかる(アマゾン)。  鳴り止まぬバッシングとラブコールのなか、世界中を疾走し続ける少女2人組・タトゥー。その誕生の秘密から、ロシアおよび世界での受け止められ方、そしてドタキャン騒動の波紋まで、彼女たちの本当のメッセージを探る(アマゾン)。 
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