コレステロール タイトル
●コレステロール
WOSS Studyコレステロールはもともと生命を維持するのに必要なステロイドホルモンや胆汁の成分を作る元になる物質です。しかしものには限度というものがあり増え過ぎると血管の壁にたまっていき動脈硬化を起こしてしまいます。そのため、コレステロールが多すぎると狭心症心筋梗塞などの重大な虚血性心疾患を引き起こす原因となってしまいます。

それではコレステロールはどれくらいあれば良いのでしょうか。左のグラフは血中のコレステロールと虚血性心疾患の発生頻度を表したものです。血中のコレステロールが220mg/dlまでの青の棒の所を超えると急にグラフの値が高くなっていきます。黄色の棒、さらに260mg/dl以上の赤の棒の所ではもっと高くなっていきます。この範囲では将来約5人に1人が虚血性心疾患を起こすということになります。
そのため現在では血中のコレステロールは220mg/dlまで(青の棒の範囲)に抑えることとされています。さらに高血圧や糖尿病などの動脈硬化の進行を速める病気もある場合は200mg/dlまでに抑えるようにと言われています。

次にコレステロールを下げるにはどうしたら良いのでしょうか、まずコレステロールの多い食べ物を控えるようにしましょう。しかしコレステロールは体の中(肝臓)でも作られています、じつは血液中のコレステロールのうち8割は自分自身の肝臓で作られたものなのです。これを抑えるにはカロリーの制限も必要です。もちろん取りすぎたカロリーを使ってしまうための運動も欠かせません。
つまりコレステロールを下げるためには「食事療法」と「運動療法」が大切ということです。それでもまだ下がりが悪い人は「薬剤療法」が必要となってきます。最近では肝臓でコレステロールが作られるのを抑える薬が薬剤療法の主流となっています。

それではこの3つの療法でコレステロールをコントロールしましょう。

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