日記log 13 なんと、テイルス×ソニック




海岸線の道をまっすぐに走っていくソニックを追いかける。
遠くを見つめてご機嫌な時には、追いつくことなんかできないくらい速いけど、この道は最後は崖になってて行き止まり。
海へと吹き下ろす追い風に乗って、ボクはソニックを追いかけた。

「ソニックー!」
「Come on Tails!」

呼べば、手を振って応えてくれる。
崖の先端で急ブレーキをかけて止まって、ボクがソニックの隣に降りるのを待っててくれる。
でも、今日は、

「ボクねー!ソニックのことー」

憧れてたんだ。
いつもそばにいて、一緒に冒険していたいんだ。
役に立てるように、そして、ソニックを助けてあげられるように。

「WAAaaaaoooOOO!!!! 落ちる!近過ぎる!」
「ダイスキなんだー!」

勢いよく、ソニックの胸に抱きついた。
ちょっと勢いがつきすぎて、ソニックと一緒に、後ろ側に吹っ飛んじゃったけど、それでもソニックの手は、ボクを守るように抱いてくれた。

「OK,Buddy! Let's get down!」
「うん! ずっと、ずっとだよ!」

いつまでも、ずっと隣にいさせてね、ソニック!



 2010.05.11


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ソニックがエミーやシャドウと話してると、少し胸が痛いんだ。
ソニックがボクを褒めてくれると体温が急上昇するんだ。
そして

「助かったぜ、テイルス!」

って笑ってくれた時、抱きしめたくて仕方がなくなっちゃうんだ。
不思議だよね。
この気持ちを分析したいんだ。
だからお願い、手伝ってソニック!

「お、おい、テイルス!」
「なあに?ソニック」

ソニックの胸に顔をこすりつけると、つるつるした被毛の奥に小さな粒があるのがわかる。

「WAO!!そこはくすぐったいって」

体をよじらせて逃げようとするけど、その反応が面白くって思わずペロリと舐めちゃったんだ。

「あっやめ…」

え?何、今の?
ボクもビックリして抱きついたままソニックの顔を見上げた。
そして顔を真っ赤にしてボクから逃げようとするソニックだけど、また胸の粒をペロペロ舐めると、かくんと力が抜けてしまう。

「も、もしかして、ここがソニックの弱点なの?」
「やぁっ…テイ」
「どうしよう、鍛えて強くする方がいいのかな?」

ソニックのトゲがビリビリと震えた。
なんだか似てるよソニック、ボクが分析してみたいと思った時も、こんな風に震えたんだ。
胸の、対象位置にある粒も指先で探り出すと、切なそうな声が降ってきた。

「いつの間に、オトナみたいになっちまったんだ、テイルス」
「ボク、ソニックに追いついたかな?」


 2010.05.12


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いっぱい走って満足したソニックは、「星空がきれいだ」とつぶやいて草原に寝転がった。
ボクはたき火に木をくべると、ソニックの隣に丸くなる。
星じゃなくてソニックを見てるボクを、優しい手が撫でてくれた。

「テイルス、明日もちゃんとついてこいよ」
「わかってるよ」

大好きだよ、ソニック!


ついのべ、夜のテイソニw 2010.05.28





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日付は初出か、だいたいそのへん。


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